先日、リンゴの皮は捨てるのはもったいなさすぎ。という
話をしましたが、
リンゴの皮でさっそく自作アップルサイダービネガーを仕込み
つつ、今が旬な柿の皮ヴァージョンも一緒に仕込んでいるとこ
ろなのですが。
糖分が多いリンゴの皮ヴァージョンの方が、発酵がすごく活発で、
すごくおいしそうな匂いがしてきたので、さっそく味見してみると。
…まるでアップルサイダーのようにとてもおいしくなっていて、
これはもう、、酢になるまで待つの無理…(笑)
柿の方はというと、早くも酢らしい味になっていました。
リンゴ皮ほどのおいしさはないので、こちらはちゃんと酢になる
まで待つことにします。(笑)

最近は、ゆずの姿もちらほら見かけ始めたので、
これはゆずヴァージョンも作らねば。ということで、
さっそくゆずヴァージョンも仕込んでみました。
(材料は、種を取り除いたゆず丸ごと+さとうきび+水オンリーで、
熱湯消毒したガラスボトルにつめて、あとは待つだけのシンプルさ)
皮のみヴァージョンも後ほど作ろうとは思っていますが、
初回の今回は果肉ごと仕込んで、ゆずサイダーにしようと思って
います。(こちらも酢になる前に平らげてしまいそうなので、
3回ぐらいにわけて仕込む予定です)
ちなみに、パイナップルの芯などでも、同じ要領でおいしい酢を作
ることができます。
さて、酢といえば、当然酸っぱい味ですが、
酸っぱい味は基本、体を温める効果があるので、これからの寒い
時期にとても役立ちます。
というわけで今回は、酸味の持つ効果についてお届けしたいと思います。
***
♠♠♠♠♠♠♠♠♠♠♠
👅味の効用👅
~「酸っぱい味(酸味)」の効果 ~
さて今回は、6つの基本味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、
渋味)のうち、「酸味」についてお伝えしたいと思います。
酸っぱいものといえば、梅干やレモン、酢などがすぐに頭に浮かぶ人が
多いはず。

そして、こういった食べ物の名前を聞いただけでなんだか口が自然にす
ぼんできて、、
唾液の分泌が促され、口の中が湿ってきます。
それほど私たちは、普段からこの味にとてもよくなじんで生活しています。
一般的に、「酸っぱいものは体にいい」というイメージがありますが、
実際のところ、アーユルヴェーダではこの味をどのように説明しているの
でしょうか。
★「酸味」の効能
酸っぱい味のものをイメージしただけで、口の中が自然に唾液でいっぱい
になるのは、なにも偶然ではありません。
唾液が自然にあふれてくるのは、食べたものを体が効率的に分解して消化
プロセスをスムーズにするために体がスタンバイし始めたサインです。
《酸味がもたらす効果》
*構成要素は「地」+「火」
*ヴァータのバランスをとる
*ピッタとカファを悪化させる
*ヴィルヤ(温度) →加熱する
*ヴィパカ(消化後の効果) →酸味
*特質 →液状、軽い、油っぽい、熱い
*関連するポジティブな感情 →感謝、理解、分別、包容
*過剰になったときの感情 →批判、嫉妬、拒絶、憎しみ、興奮、利己主義、
活動過剰
*舌の場所 →舌の先端と先細部分
*器官への親和性 →肺
*最も影響を受ける組織 →生殖組織以外のすべての組織
*動きの方向 →下降
*その他の作用 →湿らす、かさを増やす、組織内の液体を保持する、粘液、
下剤、胆汁分泌促進(胆汁の健康的な流れを促進する)
★酸味を示す食材例
では具体的に、どんな食品がこの味なのでしょうか。
果物: グレープフルーツ、レモン、ライム、レーズン、タマリンド
野菜: 漬物類(ピクルスなど)、トマト類
穀物: 発酵パン系
乳製品: バター、チーズ、サワークリーム、ヨーグルト
その他: アルコール類、酢、ほとんどの発酵食品
などになります。
★酸味から得られるメリット
酸味は消化性で、食欲を促進し、唾液の分泌を高め、消化酵素の分泌を促進
し、代謝全体を刺激します。
また、過剰なヴァータを除去し(このため、酸っぱいものはヴァータのため
の特効薬となります)、肝臓の停滞を動かして胆汁の流れを促進させ、
良好な肝機能をサポートします。
酸っぱい味は心を覚醒させるともいわれ、散乱したエネルギーを融合させる
のに役立ちます。また、腸内ガスを予防し、心臓を滋養して爽快感、満足感
を与えるともいわれています。酸っぱい果実は通常、ビタミンCが高く、
抗酸化物質(若返り薬)、強壮ハーブと考えられています。
★取りすぎると…
過剰に取りすぎた場合、歯、耳、目に感受性/敏感症を引き起こす可能性が
あり、また、喉の渇き、めまい、発熱、下痢、貧血、浮腫、湿った咳や肺の
つまりに繋がることがあります。
また、かゆみや高熱、血液中に過剰ピッタがある場合は、酸味は症状を悪化
させる可能性があるため、あまりとらない方がいいといわれています。
★例外の食べ物
アムラ(アマラキあるいはインドグースベリーとも呼ばれる果実)、ザクロ、
ライムは、酸味がありますが「冷たい」質のため「熱と炎症を軽減する特性」
があり、酸味の食品にありがちなピッタを悪化させる効果がありません。
このため、ピッタ体質でかつ「酸味好き」の人に特におすすめです。
♠♠♠♠♠♠♠♠♠♠♠
というわけで今回は、酸っぱい味の薬効についてのお話でした。
■《おまけ》
このように最近、すっかり発酵系にハマっていることもあり、
その延長で、たまたま手に入ったフレッシュなローズマリーをたっぷり使った
育毛エッセンス(シャンプー代わりに使う予定です)もついでに仕込んでみま
した。

片方はもち米ヴァージョン(本当はとぎ汁を使いたかったのですが、
なかったのでもち米を小さじ1ほど投入しました)で、
もう片方は酒粕ヴァージョン(小さじ1程度の酒粕を加えたもの)です。
本当はローズマリービネガーにしようと思ったのですが、
酢ばかりあっても使い切れないなということで、
育毛効果もあり頭皮と髪にとてもいいローズマリーヴァージョンは、
ヘアケア専用です。
材料は、ローズマリー、水、とぎ汁or酒粕のみの、これまたシンプルさで、
3日~一週間後ごろが、使い頃かなと思います。
(発酵させすぎると臭くなるので、さっさと使い切るのがベター)
***
ここからはショップからのご案内です。
《アジアン美髪》★伝統美髪ハーブたっぷり♪ シャンプーバー



コメントを投稿するにはログインしてください。