今回は、現在あちこちで咲き誇り、自然界を彩る金木犀についての
ちょっとした神話をひとつご紹介したいと思います。
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ハチミツとアプリコットを融合させたような、
極めて優美なフローラルの香りを放つ、キンモクセイ。
キンモクセイから得られる精油は、ニッチな香水業界から
とても注目を集めています。
中国の風習では、キンモクセイは月と密接に結びつけて考えられ、
キンモクセイの花が最も美しく香る今のような秋のひとときに、
中国のおばあちゃんたちは孫たちと一緒にキンモクセイが植えて
ある中庭に座り、月餅を食べながら、、
月とそこにある水晶の宮殿に住むお姫様の話をするそうです。
そして、そのお姫様とは、偉大な英雄の妻であり、
とても美しい嫦娥（チャン・エ）です。
この嫦娥には、少しばかりいかがわしい逸話があり（笑）
軍人の夫に不誠実だったとか、
不老不死の薬を盗んで食べたなどといわれています。
中国の歴史的な伝統と文化において、花の世界は風水において
とても深い象徴性を持ち、
この花の原産の中国の信仰によるとキンモクセイは
「幸運」「地位向上」「文学的成功」「名誉」「尊さ」
の象徴とされています。
この花は高貴さの体現であり、高貴な男たちの願いが込められている
花でもあるといわれています。
オレンジ色のキンモクセイは、豊かさだけでなく、輝かしい幸せをも表し、
その幸せとは、繁栄と幸運が訪れることです。
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なんか、中国というと、中国共産党の悪々しいイメージや
超監視社会のイメージがどうしても強く先立ってしまい、
あまりいい印象が持ちづらくなってしまってますが…
この美しく香る上品な花、キンモクセイには罪はありません。（笑）
すばらしい香りもさることながら、
冬にむけて体の免疫を整えるハーブ薬としても活躍するので、
この時期はお茶やお菓子などに入れてたっぷりとっておきたいですね。
（私の場合、温かいお茶系に入れるのはもちろん、
生の花をむしゃむしゃ食べてます）
キンモクセイの薬効について詳しくは、こちら☟をご参考にどうぞ。
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