暑さが本格化してきましたが。毎年この時期になると、うちのベランダ
ガーデンにアゲハ蝶の姿が。
ふつうのアゲハ蝶から、変わった模様のアゲハ蝶まで、
ほぼ毎日現れては、せっせと産卵していくので、
うちのベランダガーデンはすっかりアゲハ蝶の幼虫で賑わっています。
(笑)



アゲハ蝶はその派手派手な模様から、モンシロチョウと比べて絶対
ピッタ寄りな蝶だと確信しているのですが、
幼虫の時から、そのピッタぶりはしっかりと表れています。
(植物に水やりをする際に水が激しくかかると、にょっきりと触角を
出し、自己主張に余念がありません)
そんなアゲハ幼虫の傍らで、ピッタ緩和ハーブとしても名高いアロエ
が元気に育っているのですが、
だいぶ増えてきたので、この夏はアロエ三昧なスムージー系でも作っ
て、乗り越えようと思っているところです。

アロエは、お肌や髪の美容はもちろんのこと、肝臓やピッタ系の疾患にも
よい有名なハーブ。
なにせ、梵語名が「若い娘」という、最強の名前がついていますから(笑)、
このハーブがどれだけ体にとってメリットがあるか、想像ができます。
というわけで今回は、このポピュラーな、夏の強壮剤ハーブともいえる
アロエのお話などをしたいと思います。
***
🍃有効成分はなんと75種類以上!治癒力が際立つ万能ハーブ「アロエ」
アロエの治癒効果は、何世紀も前から、エジプト人、ギリシャ人、中国人、
ローマ人によく知られ、応用されてきました。
アーユルヴェーダでは、最も治癒力の高い植物50選のいわゆる「黄金順」に
アロエが含まれています。
この植物が重宝される理由は、アロエに含まれる75種類以上もの豊富な
有効成分によるズバ抜けた治癒力によるもので、
それは主に次の通りです。
<ビタミン類>
А、В群(В12を含む)、С、Е。
<ミネラル>
カルシウム、クロム、鉄、リン、ゲルマニウム、マンガン、マグネシウム、
カリウム、銅、セレン、亜鉛。
<アミノ酸>
必須アミノ酸8種のうち7種(イソロイシン、ロイシンе、リジン、メチオニン、
フェニルアラニン、スレオニン、バリン)と、
非必須アミノ酸14種のうち11種(アスパラギンおよびグルタミン酸、
アラニン、システイン、アルギニン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロ
リン、プロリン、セリンおよびチロキシン)が含まれます。
<多糖類>
アセマン、グルコマンナン、ガラクタン
<単糖類>
グルコース、キシロース、ガラクトース、アントラキノン 下剤、抗菌、抗がん
作用がある12種類の化合物。酵素、有機酸、脂肪酸、サポニンなど。
…素晴らしすぎです。
アロエは、肉厚の長い葉に棘があるため、サボテンと混同されがちですが、
実はユリ科に属した植物です。
アロエの面白いところは、アジア、南米、アフリカ、南ヨーロッパに広く分布し
ていますが、素朴で、栽培に特別な条件を必要とせず、必要な栄養分と水分を
空気中からでも摂取できるため、世界中どこでも育つ植物であることです。
その気取らない性格と並外れた性質が相まって、地球上で最も身近で治療効果の
高い植物のひとつとなっているのです。
しかし、アロエには240種類以上の種類があり、そのすべてに治癒効果があるわ
けではありません。
アロエの3~4種類にのみ治癒力があるとされています。
🍃アーユルヴェーダにおけるアロエ
アロエは梵語で「若い娘」を意味する Ghrita – Kumariと呼ばれています。
この名前は、ヴェーダ(インドの経典)で、この植物が女性に若さを与え、
女性を再生させる効果があると信じられていたことから付けられました。
古代のホリスティック医学によると、アロエはアーユルヴェーダの6つの味のうち、
苦味、コク、辛味、甘味の4つの味を持つと言われています。
消化後の味(ヴィパカ)は甘く、その効果は冷却です。
アロエは、純粋な苦味を持つ数少ない植物の一つです。
すでに触れたように、他の味も含んでいますが、癒し効果という点では、
苦味(コクとともに)が最も価値があり、アロエはこの味が他の味より強いです。
アロエジュースは、3つのドーシャのバランスをとる効果がありますが、ピッタ
ドーシャに対する効果がより強くあります。
アーユルヴェーダでは、この癒しの植物をサトヴィックフード(純粋性の高い食
べ物)のグループに位置づけされ、精神修養や向上心を持っている人のサトヴィ
ックな食事に利用できるとしています。
🍃アロエの効能
アロエは、アーユルヴェーダの強力な薬で、内服・外用に使用されます。
*優れた下剤
アーユルヴェーダでは、アロエの粉末はヴィレチャナ(下剤投薬/Virechana)の
際によく使用されます。(ヴィレチャナはパンチャカルマ(五つの浄化治療)の
一部で、下剤の力を借りて体を浄化する自然な方法です)
*体の解毒を助ける
アロエは純粋な苦味成分として、アーユルヴェーダの専門療法で体の組織、特に
血液から「アマ」(毒素)を除去するために使用されています。
この場合、アロエはすべてのドーシャに適していますが、ヴァータドーシャには
少量ずつ適用する必要があります。(量を間違えると逆にヴァータを悪化させて
しまう可能性があります)
アロエは、体内の解毒を促す素晴らしい自然療法です。
私たちは不健康な生活を送っているため、時々、体内を掃除する必要があります。
アロエジュースを定期的に使用すると、ビタミン、ミネラル、微量元素の豊富な
カクテルができ、内臓がストレスや緊張に対処するのを助けてくれます。
*皮膚のトラブルを癒す
アーユルヴェーダでは、傷や虫刺され、打撲、湿疹など、さまざまな皮膚疾患の
治療に、アロエを推奨しています。アロエの抗菌・抗真菌作用は、患部の血流を
増加させ、治癒のプロセスを助けます。
さらに、傷の治癒を担う皮膚細胞を刺激し、皮膚の老化プロセスを制御するタン
パク質であるコラーゲンの生成を助ける作用もあります。
*消化器系の機能を向上させる
アロエの最大の利点の1つは、消化器系に有益な効果をもたらすことです。
酵素を多く含み、抗炎症作用もあるため、アロエは消化器系に問題を抱える人々
にとって、まさに貴重な薬となります。
*肝臓、脾臓、生殖器系、循環器系の優れた強壮剤
古典的なアーユルヴェーダ医学では、アロエを発酵させたジェルを使用して
強壮ハーブワインを作り、貧血や消化器系の問題を抱える患者の治療薬として、
また女性の生殖に関する様々な問題や肝臓疾患の治癒に使用されています。
*免疫系を強化する
アロエジュースに含まれる多糖類は、慢性免疫疾患を持つ人にとって、素晴らし
い免疫賦活剤となります。
アロエは免疫力を高めるだけでなく、解毒作用にも優れており、手術前後の患者
の栄養補給に非常に有効です。
*髪と頭皮の保湿と強化
アロエは、必要なビタミンとミネラルを供給することによって、髪の深部に栄養
を与えるので、アーユルヴェーダでは、髪に栄養を与え、頭皮のかゆみに対処す
るためにも使用されています。
また、アロエには抗菌・抗真菌作用があるため、フケ対策にも非常に有効です。
さらに、アロエのジェルに含まれる酵素は、頭皮の古い細胞を除去し、毛根の周
りの皮膚組織の迅速な回復を助けます。
***
アロエは昔から、見てるだけでそのピュアピュアオーラに癒されることも
あり、大好きなハーブのひとつなのですが、
これだけ薬効があり、美容によし、食べるもよし、と、使い勝手もよければ、
やはり手放せません。
水もまともにあげていないアロエほど、ジェルが分厚くプリプリになり、しかも
元気に育ってくれるのには、本当に感心。
また、勝手にボコボコ増えてくれるので、重宝します。
ちなみに、日本で見かけるアロエの種類の多さにはちょっと驚きました。
(昔はこんなに種類豊富じゃなかったはず…)
ところでつい先ほど、
「外務省海外安全ホームページ」より、最新情報(という名目らしい)メ
ールが届いたのですが。
こんな内容でした。↓
>●世界保健機構(WHO)は、6月17日、サル痘ウイルスを風土病
>としない35か国からサル痘ウイルスへの感染症例が確認されている
>旨発表しました。WHOでは更なる調査を進めております。
「さらなる調査を進めております」ってあーた。
WHOのウソウソ情報なんて、もう誰も信じてませんがな(呆)
さあ~、人類の絶滅を願うこの方たちの一刻も早い自滅を、お祈りすることに
しましょう…。 世界平和のために。
***
ここからは、オリエンスハーバルからのご案内です。
🐌☂梅雨シーズンは爽快デトックスバスタイム♪
❀❀❀



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