・スパイス三昧な日々
今年は食品類のインフレがなにかと噂されているので、
一応保存がきく食材はある程度確保しておき、
だいたい一通りはそろえたところなのですが。
日本食とインド料理をほぼ半々づつ食べるような食習慣に
なったこともあり、スパイス類も一通り揃えました。
で、チャイ用に手に入れたカルダモンがふと、コーヒーにも
向いていたことを思い出し(すっかり忘れていました)、
◎参照ページ:
「コーヒーをアーユルヴェーダ風に賢く飲む。
~飲まない方がいい人は、こんな人~」
いつもはシナモンオンリーだった自宅カフェラテに、
カルダモンをさらに加えて飲んでみたところ、
入れると入れないとでは、コーヒーが持つ「神経系を刺激
する効果」が格段に減ることが飲んだ直後から実感でき、
(コーヒーは基本、刺激剤なので、頻繁に使いすぎると
神経系を消耗させ、あとからそのシワ寄せがくる典型的な
飲み物です)
さらにはスパイスの風味がグッと増して高級感も出るので、
コーヒーにはカルダモンがすっかり欠かせなくなった今日
この頃です。
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さて今回は、臓器と感情にまつわるお話などをご紹介した
いと思います。
アーユルヴェーダでは、特定の感情は特定の臓器に結びつ
いていると考えられていて、どんな感情がどの臓器を損な
いやすい傾向があるかを示し、その不調への対処法につい
てもアドバイスしています。
「病は気から」とはよくいいますが、「病は感情から」と
言い換えてもさほど間違ってはいないのではないでしょうか。
では、いってみましょう。
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▼アーユルヴェーダで感情や臓器をケアする
~相関とその対処法~
どのようなネガティブな感情が多いかによって、どの臓器が最も
影響を受けているかがわかります。
アーユルヴェーダの叡智は、感情を特定の影響を受けた器官や、
それに対応する要素にマッチングさせます。
これは、バランスを崩している可能性のあるものに関する情報を
提供し、感情と身体の両方に関わるパーソナルケアのための行動
指針を与えてくれるものです。
ここでは、最も一般的なネガティブ感情、それに関連する臓器、
また、身体と心の健康をより良くするための対処法をご紹介します。
《悲嘆と肺》
悲嘆とは、湿った重い感情です。
カファがたまりやすい場所、肺とつながっています。
したがって、悲しみには、浄化と動機付けの実践と食品を取り入れるこ
とで対処できます。
*フレッシュジュース、生もの、スパイシーな食べ物をとってください。
*ブラックペッパー、フェヌグリーク、ジンジャー、シナモン、
アサフォエティダ(あぎ)、オレガノなどを食事に加えましょう。
*酸味も蓄積されたカファを動かす効果があるので、サラダに酢や
柑橘類を加えましょう。
*緑色葉野菜や玉ねぎを入れると、熱を加えて滞りを排出しやすくできます。
*消化を促進した後は、体を動かしましょう。
《恐怖と胃》
「腹の底で感じた。」これは恐怖の表現として知られているものです。
恐怖は、冷たいヴァータのバランスが崩れ、胃に影響を及ぼしたものです。
体、特にお腹を温めることで、ヴァータ・ドーシャのバランスを整え、
恐怖の感情を和らげることができます。
*温かくて心地よいスープやシチューをたくさん食べましょう。
*食事には、生姜、カレーブレンド、カルダモン、そして上質の塩を加えて
ください。
*フルーツ、ハチミツ、根菜類は、ヴァータをサポートし、海藻、セロリ、
キャベツなどの電解質野菜は水分補給に役立ちます。
*この寒い時期は、温かくて心地よいお風呂でリラックスするのもよいでしょう。
《不安と小腸》
恐怖と密接な関係があり、小腸をターゲットとするヴァータの乾燥したアン
バランス状態が、不安という感情です。実際、不安は食間に腸がゴロゴロす
る消化不良や、食欲不振として現れることが多いようです
*塩を加えたスープは、水分補給に最適です。
*水分の多い電解質豊富な野菜を好んで食べ、果物や根菜類など水分の多い
滋養のある食材を積極的に取り入れましょう。
*セルフマッサージを行い、ゆっくりとした深呼吸で神経系を整えましょう。
《信頼と胆嚢》
信頼関係が崩れた経験がある人なら、それがどれほど破壊的なものかを知っ
ているはずです。
信頼という感情は、ピッタドーシャが過熱してバランスを崩しやすい胆嚢と
膀胱に関係しています。
*ミント、コリアンダー、ディル、フェンネル、コリアンダー、ターメリッ
クなどの冷やすハーブやスパイスで、ピッタの燃えるような熱を解放しま
しょう。これらを生野菜や軽く火を通した野菜に加えましょう。
*自分ではどうにもならないことを信じるのが難しいときは、自分でコント
ロールできること、つまり自分自身のセルフケアに注意を向けましょう。
《優柔不断と大腸》
優柔不断な人は、ヴァータの乾燥によるアンバランスで、大腸に影響を及ぼ
します。大腸を潤し、健康で良好な機能を維持するよう、食べ物や飲み物で
十分に水分補給しましょう。
*飲み水に自然塩を少量加えたり、白菜、キュウリ、セロリなどの水分の多
い白い野菜を食べて、細胞内の電解質の微妙なバランスを補いましょう。
*呼吸を深くすることに集中しましょう。
*カフェインや炭酸飲料はできるだけ避けてください。
《怒りと肝臓》
怒りは大きな感情であり、身体の最も重要な臓器のひとつ、肝臓とつながっ
ています。
これは容易に想像できるように「熱い」感情であり、多くの場合、ピッタの
アンバランスとつながっています。
私たちが怒りに対して、「冷静になれ」と言うのはそのためです。
怒りに直面した時、バランスを見つけるために必要なことは、まさにこれです。
*一歩下がって冷静さを保ち、外で瞑想的な散歩をしてみましょう。
*コリアンダー、ディル、ミントなどの冷却効果のあるハーブで体内を落ち
着かせましょう。
*規則正しく、安定した食事を摂るようにしましょう。
*自分自身をとても大切にし、アルコールや喫煙などの形で偽りの遊びや誘惑
的な気晴らしを避けましょう。
《恨みと脾臓》
「脾臓のガス抜き」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、不満を吐き出すという意味の慣用句で、健康的な方法で行えば、
恨みを減らすことができます。
恨みは脾臓とつながっており、熱を帯びたピッタ関連のアンバランスをもたら
します。
恨みは未解決の怒りとして知られており、脾臓が依存している肝臓と関連して
います。
*冷却効果のあるハーブや野菜を取り入れ、シータリー・プラナヤマのように
舌を巻き込みながら口から吸い込む冷却呼吸を試してみてください。
*批判的な思考に注意し、過剰に分析する欲求を手放しましょう。
《罪悪感や羞恥心と腎臓》
これはよくある感情で、影響を受けるのは腎臓です。
家族関係や自分の価値観にまつわる昔の体験など、罪悪感や羞恥心を呼び起こ
すようなシチュエーションは、取り除くのが難しい場合があります。
羞恥心や罪悪感に気づくには、警戒と作業が必要です。
*この作業をするときは、自分に対して親切にそして温かく接し、ヴァータ
の冷たい質とのバランスをとるようにしましょう。
*物理的な面では、体を温めるスープやシチュー、根菜類、ジンジャーティー、
カルダモン、カレーなどを取り入れるとよいでしょう。
《執着と心臓》
愛はバランスからかけ離れていると、不健全な執着になることがあります。
この感情は心臓と結びついており、過剰なカファを表しています。
西洋医学では、過度に重いものや加工食品は心臓病につながると警告していま
すが、これはこのドーシャのアンバランスを裏付けるものです。
*執着に悩む人は、自立心を養いましょう。
*酸っぱい味付け、生野菜、発酵食品でカファの重さを元気づけ、
刺激しましょう。
*爽快なソルトスクラブで、粘着性を洗い流しましょう。
*「あなただけで十分」ということを忘れないでください。
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★すべての人にとって役に立つこと
アーユルヴェーダでは、私たちの感情の健康と身体の健康には
深い相関関係があることを教えています。
呼吸はいわば、この2つの健康状態をつなぐ架け橋のようなもの
です。
息を吸い込む時、その瞬間に経験している感情がもたらされます。
息を吐き出す時、その感情を解放するか、癒しのメッセージとして
体に送り込むかを、私たちは選ぶことができます。
私たちがどのように人生を感じ、経験し、反応するかは、
細胞、臓器、身体機能に直接影響を与えているのです。
その結果、遺伝子の構成にも影響を与え、時とともに強く賢くな
っていくか、あるいは弱くなり、不調に陥りやすくなっていくの
です。
どんな感情が湧いてきても、たとえそれが上記のカテゴリーに当て
はまらないとしても、以下のような基本的なことを日々実践する
ことによって、前向きな内なる変化を生み出すことができます。
*1日中、意識的に呼吸をし、心を落ち着かせ、地に足をつける。
*食事の量を減らし、質を高めることを考える。
*食間には、常温の水に自然塩をひとつまみ入れたものを飲む。
*質の高い休息と睡眠をとるように心がける。
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自分の体の臓器の中で、一番健康なのはもしかしたら腎臓
かもしれないなと思いました。
罪悪感や羞恥心。
…ないなー。(笑)
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