キンモクセイが咲き誇るこの時期、、
この時期オンリーの恩恵にしっかりあずかろうと、
毎日、キンモクセイを純粋なお茶にしたり、カフェラテに
入れてみたり、チャイの風味付けに使ったりと、
なにかとキンモクセイづいている日々なのですが。
飲むたびに妙によさげな薬効もひしひしと感じられるので、
どんな薬効があるのだろうとなにげに調べてみると。
キンモクセイはなんと、
バリバリの漢方薬だったのですね。
ま、考えてみればそれはそうですね。なにせ中国原産が
超有名なお花ですし。
キンモクセイに興味をもってはじめて知ったのですが、
桂花陳酒って、キンモクセイのお酒だったのですね…。
(気づくの遅すぎ)
薬酒として飲んでもよさそうな予感です。
これほど香り豊かな花なら、伝統的に風味付けに使われ
てきても、全然不思議じゃありません。

気温がいっそう下がってきている時期、免疫強化にも
とても役立つこのお花。
薬効もとても魅力的なので、今回はキンモクセイの薬効
についてご紹介したいと思います。
***
★キンモクセイのさまざまな薬効について
別名オスマンサス、ティーオリーブ、スイートオリーブなど
とも呼ばれることがあるキンモクセイは、2500年以上前から
中国で栽培されてきた木です。
キンモクセイの名前 osumanthus は、ギリシャ語で「香り」
を意味するosmaと「花」を意味するanthosに由来するもので、
その花はまさに。甘く素晴らしい香りを放っています。
この香り高い花は、中国では古くからお茶やお菓子の香り付
けに使われてきました。
またエッセンシャルオイルには抗菌作用があり、不安感を和
らげ、気分を高揚させる効果があるといわれています。
美肌効果もあり、肌に潤いを与えたり弾力性を高め、炎症を
鎮め、シミ解消のために使用されています。
■キンモクセイティーを飲むことで得られる効果
キンモクセイの花のティーは、甘く風味豊かなだけでなく、
次のような豊富な健康効果があります。
❀酸化ストレスを減らす/痰やうっ血を抑える
補完代替医療の雑誌に掲載された研究によると、キンモクセ
イの花は動物の動物の酸化ストレスを軽減し、また痰やうっ
血を抑えたということです。
キンモクセイティーには穏やかな鎮静作用があり、心をリラ
ックスさせ、脳の機能を高める効果があります。
❀アレルギーに効果的
成分に抗アレルギー剤が含まれ、喉の詰まりや肺の炎症によ
る粘液を抑える効果があります。
❀生理痛/胃痛/下痢の緩和/消化促進/腸の不調によい
❀デトックス効果
腎臓や肝臓に存在する毒素を体外に排出する働きがあり、
気分を爽快にして元気にしてくれます。
漢方薬では、強力な浄化剤として使用されています。
腎臓、肝臓、内分泌系に関する問題の治療に役立ちます。
❀フリーラジカルに対抗
天然の抗酸化物質の供給源となるフェノール酸が豊富に含ま
れています。また、白内障や細胞損傷の原因となるフリーラ
ジカルに対抗します。フリーラジカルは、慢性炎症や心血管
疾患の原因にもなります。
ポリフェノールを豊富に含む食事は、慢性疾患のリスクを軽
減するといわれています。
❀口臭を防ぐ
キンモクセイティーは口臭予防効果があるので、朝、マウス
ウォッシュとして使用することができます。
❀食欲を抑制する/暴飲暴食の予防に
香りを吸い込むだけで、食欲を抑えることができるそうです。
キンモクセイの香りは、食欲を刺激する脳内化学物質の活動を
低下させます。また、食欲を抑制する脳内化学物質の活動を増
加させるため、暴飲暴食を抑制し、減量を助ける効果が期待で
きます。
❀インスリン産生細胞の保護に役立つ
キンモクセイの花には、ナイアシンアミドという形でビタミン
B3が含まれています。このビタミンは、体が炭水化物をエネル
ギーに変えるのを助けます。 メリーランド大学メディカルセン
ターによると、ナイアシンアミドは1型糖尿病患者のインスリ
ン分泌細胞の保護に役立つ可能性があるとのことです。
❀肌と目にいい
視力を高めるのに適し、定期的に摂取することで、肌に潤いを
与え肌のトーンと色を高めます。スキンケア製品の原料によく
使われているのはこのためです。
❀重要な栄養素の補給
キンモクセイには、コバルト、セレン、マンガン、モリブデン、
トランスアルファカロチン、トランスベータカロチン、ネオベ
ータカロチンBが含まれ、疲労回復や眠気防止に効果があります。
❀リウマチの治療に役立つ
Journal of Functional Foods誌に掲載された研究によると、
キンモクセイはリウマチの治療に役立ちます。また、血小板の
凝集を防ぐ効果もあります。
漢方では、妊娠中の女性によく勧められているということです。
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あれよあれよというまに散ってしまうキンモクセイの花。
乾燥させておくのもよいですが、生のもので作ったティーは
やはり格別。
このほんの短い貴重な時期を、最大限に活用してみてはいかが
でしょうか。
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