酢の効用。

先日、予約注文をしていた化学薬品が入荷したとのことで、
近所の薬局に引き取りにいったのですが。

カウンターのテーブルのところに大きな張り紙があり、
目についたので読んでみると、こう書いてありました。

『新型コロナワクチン後の発熱や頭痛などには、〇〇〇
だけでなく〇〇〇も効きます』

どうやら、ブツ接種者向けの副作用を緩和する薬剤の宣伝
のよう。

ふと、カウンターのお姉さんに、
「こういった薬剤を欲しがるお客さん、多いんですか?」
となにげに聞いてみると、

カウンターのお姉さんが身をのりだし(?)、

「はい、、、。副反応がすごく酷いので…。
私も、副反応が酷くて大変だったんです…。皆さん、ワク
チンの副反応が酷いことをご存じなので、こういった薬を
前もって買って副反応に備えてから、ワクチンを打ちに行く
という感じですね…。そういった方がすごく多いです。」

あ。このお姉さんもやっぱり打ったんや…と思いつつ、
薬局という職場な以上、やはり職域接種とやらで打たされ
るんだろうな…と、なんだかちょっと可哀そうになりました。
(自分の命がそう長くないことなど、きっと知らないのでしょ
う。)

はーーーーっ。
いいものだと信じて疑わず、副作用を覚悟してでも打ちに
行く人たちが多い現実が実感として伝わってきて、

なんか暗ーい気持ちになってしまった一コマでした。

人間は、本当に酷い目に合わないとわからない生き物とは
よくいいますが(私も体験済ですが)、

今回、人類が、しかも世界的に、ここまで酷い目に合わな
ければならない意味とは、一体何なんだろうか。

「眠りこけている」にしても、こんな荒治療が必要なほど、
末期なのだろうか。と。

そして、こういった酷い目に合わせてほくそ笑んでいるやつら
の存在意義は?

…頭が悶々している今日この頃です。(笑)

***

ところで最近、しみじみ、
日本のお寿司ってほんと、おいしいよなー。と、
改めて日本伝統の和食の良さを噛みしめ、
(これも長い長い海外生活をしていたせいです。一旦海外出る
と、日本の良さも悪さも距離をとって見れるようになるので、
その一例のひとつ)

伝統和食を極めるべく(?)、よく寿司飯を作って食べている
のですが。

ほぼノンオイルでヘルシーなのに、腹持ちがよく妙に心地よい
満足感を得られる寿司飯。

実は海外生活に入る直前までは、それほど好きではありません
でした。

なのに今こうして、ハマりまくってます。
(いい機会なので今のうちに覚えておこうという感じ)

そういえば酢は、夏に妙に食べたくなる食材でもあり、
冷やし中華にも酢が入ってますし、季節的な要因も関係して、
体のバランスを整えるのに理にかなった食材なのでしょう。

というわけで今回は、あらためて、酢の効用を見直すことにし
てみました。

ちなみに私がつくる寿司飯はいつも、この2アイテムのみで作
っています。

*おにぎり用の塩昆布
*穀物酢

砂糖は基本、使いません。
また、すし太郎などのインスタント系粉末は、邪道なので使い
ません。(笑)

***

■2000年以上前から使われてきた酢

酢は、なんと2000年以上も前から、食品の風味付けや保存、
傷の治療、感染症対策、表面の洗浄、糖尿病の管理などに使われて
きたもので、

世界各地で料理用として高く評価され、中には1本100ドルもするも
のもあるのだそうです。

フランス語で「酸っぱいワイン」を意味する酢は、ワイン、糖蜜、
ナツメヤシ、リンゴ、ナシ、ブドウ、ベリー、メロン、ココナッツ、
ハチミツ、ビール、メープルシロップ、ジャガイモ、ビート、
モルト、穀物、ホエイなど、

発酵可能な炭水化物であれば、ほとんどのものが原料になります。

まず、酵母が天然の食物の糖分をアルコールに発酵させた後、
次に、酢酸菌がそのアルコールを酢酸に変えます。

市販の酢は、高速または低速の発酵プロセスで製造されています。

速い方の方法では、液体を撹拌して酸素を供給し、バクテリアの
培養物を沈めて急速に発酵させます。

ゆっくりと時間をかけて作られる方法は、伝統的なワインビネガ
ーの製造に用いられる方法で、酢酸菌の培養物が液体の表面で成長し、
数週間から数ヶ月かけてゆっくりと発酵が進みます。

発酵時間が長くなると、酢の母として知られる酵母と酢酸菌から
なる無毒の粘液が蓄積されます。

そして酢ウナギ(実際はウナギではなく、線虫とも呼ばれる丸い虫
で、酢を作るために使われる生きたバクテリアや酵母の培養物を食
べます)が、こういった自然発酵した酢の中に発生します。

How To Culture And Harvest Vinegar Eels For Newborn Fish ... (ちょっと気持ち悪い…)

ほとんどのメーカーは、これらの生物が発生しないように、瓶詰
め前に製品をろ過し、低温殺菌しています。
開封後、保存された自然発酵酢の中で母体が発生することがありま
すが、これは無害であると考えられており、フィルターで取り除く
ことができます。

最近の多くの科学的調査では、健康な成人や糖尿病を患う人に、
酢の摂取が炭水化物負荷に対するグルコース反応を低下させることが
報告され、また、酢の摂取が短期的な満腹感を増大させるという証拠
もあります。

■酢の潜在的な健康効果

酢にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
酢の他の成分には、ビタミン類、ミネラル塩、アミノ酸、ポリフェノ
ール化合物、不揮発性有機酸(例:酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、
乳酸)などがあり、

また、以下の栄養素の優れた供給源でもあります。

*カリウム
*マグネシウム
*カルシウム
*リン

酢の種類によっては、抗酸化物質の良い源にもなります。
酢の色が濃いほど、液中に含まれる抗酸化物質が多くなります。

濃い色の酢は一般的に、薄い色の酢に比べて精製度が低く、液体中の
健康的な化合物が味や色に影響を与えます。

これらの抗酸化物質は、老化の兆候を抑え、特定の種類のがん発生リス
クを軽減するともいわれています。

しかし一方で、酢の薬効ともなる同じ側面が、特定の病状を持つ人々に
健康上の問題を引き起こすこともあると考えられています。

酢を飲むこと、あるいは調味料として使うことで、研究に裏付けられた
潜在的な健康効果をいくつかご紹介します。

《よい効果》

◎コレステロール値の低下

初期の研究によると、普段の食事に少量の酢を摂取することで、食生活
を変えなくても、「悪玉」コレステロール値と中性脂肪の値を大幅に減
らすことがわかっています。

コレステロール値が下がると、動脈硬化(動脈が狭くなったり硬くなっ
たりすること)やその他の心臓病のリスクが減る可能性があります。

◎血糖値を下げる

酢は、インスリンレベルにも影響を与えます。
少量の酢を定期的に摂取することで、血糖値をより効果的にコントロー
ルできるかもしれません。

研究によると、酢は炭水化物の多い食事の後の血糖値の上昇を抑えるこ
とができます。
酢は、糖尿病患者の健康問題の原因となる山と谷を防ぐのに役立つかも
しれません。

◎食欲抑制剤の可能性

さらなる研究が必要ですが、予備的な試験では、食生活に酢を多く取り
入れることで、食欲を抑えることができると考えられています。

普段の食事に大さじ1〜2杯の酢を加えると、より長く満腹感を感じられ
るかもしれません。

その結果、食べたいという気持ちを安全に抑えることができるため、
酢は減量に役立つ可能性があります。

《微妙な効果/酢の潜在的リスク》

酢は効き目が強いので、食事に大量の酢を加える前に、次のことを考慮
してみてください。

◎危険な低血糖

酢を摂取すると、低血糖や血糖値の低下につながり、不安やめまいなど
の症状を引き起こすことがあるということです。

糖尿病を患っている方は、酢をインスリンコントロールの具体的な方法
として使用する前に、信頼できる医師に相談するべきです。

◎歯の損傷

健康に良いとされる酸の成分は、口内環境にも悪影響を及ぼす可能性が
あります。酢には7%もの酢酸が含まれており、歯に深刻なダメージを
与える可能性があります。

酸は歯のミネラル分を奪い、エナメル質を弱め、虫歯などの原因になる
可能性があります。そのため、酢を習慣的に飲むことが問題となること
があります。

このように酢は、広く手に入り、価格も手頃で、治療法としても魅力的
ではありますが、糖尿病や糖尿病予備軍にとって有用な補助療法となる
かどうかは、実はままだ明らかにされてはいません。

***

酢がよい効果を発揮しているかそうでないかは、体調にもよると思う
ので、個人的には、体がOKサインを出す限りは、GOサインだと思い
ます。

最近ハマってよく作っている寿司飯ではありますが、天候や体調によっ
ても、すごく食べたくなる時と全く食べたくならない時があります。

ちなみにアーユルヴェーダでは、「酸っぱい味」は、ピッタとカファを
増やし、ヴァータ撃退によい味なので、

夏バテはもちろん、このご時世に不安や心配などでちょっと精神的にま
いっている状態の場合、酢を多めに取り入れてみるのもよいかもしれま
せん。

というわけで私は、明日も寿司飯です。(暑い間はずっとコレかも…)

***

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