天然の毒素で、免疫を高める!

寒い日が続く中、外を歩くと、なんともビビットなピンク色
の山茶花(サザンカ)が満開の今日この頃。

さざんか250

去年はじめて、普通に道端や家の垣根という垣根に一斉に
咲き乱れるこの花を見て、「日本の植物って、本当にきれい
だよなー」と惚れ惚れしていたのですが、

みればみるほどツバキにそっくりのつくりなので、名前を知
りたくてなにげに調べてみると、やっぱりツバキ科で、
サザンカということでした。

…これがあの、有名な演歌の歌詞にも出てくる、サザンカだ
ったのか!と思った次第です。

寒い季節に誇らしげに鮮やかな色を放ち、生き生きと花を咲
かせるこの植物。

いやー、、すごい!

暖かく心地いい時期に咲かせる花々とは、どこか貫禄が違い
ます。しかも、見た目の鮮やかさとは裏腹に、花に香りがほ
とんどなく、かなり淡泊な印象。。

金木犀もそうでしたが、ある時期になると一斉に、申し合わ
せたように同じ形相を見せる植物界を観察していると、
不思議感が満載です。

ところで、植物といえば、ベランダのキッチンガーデンに
一か月ほど前から出現し、一体なんの植物だろうと首をかし
げていたものがひとつあるのですが
(というのも、いろんな種を見つけてはかたっぱしから土に
埋め込んでいっているので、何を植えたのかさっぱり覚えて
いません)、

それが、コレです。

matsu sprouts (2)
   (ただ今カボチャの芽とチビ水菜と共存中)

蜘蛛型?まるで宇宙生物?のような不思議オーラを放つこの植物、

種の殻を脱ぎ捨てようとしている状態をよくよく見てみると、、

種ぬぎぬぎ

松ぼっくりの間から出てきた松の種に似ているなと思って
いたら、やっぱりそうでした。

いやー、あのごつい松も。こんな風に育っていくんですね。
子供のころはこんなにかわいいんだね、みたいな。
しかもこんなに簡単に芽を出してくれるとは。

一瞬、ウィキョウ(ディル)と間違えてサラダにして食べてしまうとこ
ろでした。

dill salad

それはさておき、季節柄、銀杏を最近よく見かけますが、
季節の旬をということで、私もひとつ手に入れてみました。

銀杏は「食べすぎ注意」で有名な食べ物のひとつ。

食べすぎ注意なのは、植物に含まれる天然の毒素ゆえなの
ですが、これって考えてみれば、自然界の食べ物にはほとん
ど含まれているといってもいい微量の毒は、

そもそも植物が種を守り繁栄させるために虫に食べられない
ように進化した結果、自然生成されるようになった毒。

毒という言葉の響きが、何か体に悪いもののように一瞬思え
なくもないですが、実はこういった天然毒は、食べる量さえ
間違えなければ、体をいい意味で刺激し、免疫を高めること
ができる成分でもありました。…銀杏もしかり。

今回は、そんなお話です。
(久しぶりにドクタージョンの記事からのご紹介です)

☆☆☆

■抗栄養素のヘルシーな効果と、食べ物に含まれる天然毒素

この記事では、

*衛生仮説
*自然由来の食品毒素+その有益性
*フィチン酸を多く含む食品の効能
*全体は部分の総和に優る
*一般的な食品毒素
*結論

について話しています。

:::

◇衛生仮説

衛生仮説、つまりホルミシスとは、消化しにくい食物、抗栄養素、
腸内膜を刺激する可能性のある天然の食物毒素を摂取することに
より、私たちの免疫系が何百万年もかけて発達したという考えです。

種子、堅果、穀物、豆、または果実を保護する抗栄養素からの刺激
は、腸への刺激となります。

消化管を刺激されると、身体の全免疫応答の70%を占める消化管の
免疫につながります。

新しい科学では、これらの腸刺激物を除去してしまうと、
私たちの免疫系を深刻に損なう可能性があることが示されています。

ナイトシェード(ナス科の植物)やレクチンは、グルテンやフィチン酸、
その他の抗栄養素のように刺激性で消化しにくいものではありますが、
とても治療効果が高いこともわかっています。

ナス科べじ

小麦、乳製品、ナッツ、種子、穀物、豆類、果物を食事から摂取する
だけで、食物不耐症を引き起こしてしまう根底にあるアンバランスに
対処することができないのは、本当の問題を隠すようなものです。

その症状は数カ月から数年のうちに、激しく再発することがあります。

◇自然由来の食品毒素と有益性

この1万年間で、私たちの食べ物は劇的に変わりました。

ほとんどすべての食品が、よりおいしく、より甘く、より安全に食べ
られるように、あるいは毒性が少ないように育てられ、自然選択され、
あるいは交配されてきました。

かつてトマトは、ベリー類のように小さいものでした。
そして一番甘い果物といえば、人参程度に甘いだけだったのです。

例えば、ジャガイモやトマトを含む毒のあるナイトシェード(ナス科)
は、致命的な化学物質であるソラニンやトマチンを少なくして、
より大きく、より甘くなるように栽培されてきました。

tomato salad

私たちが今日食べている多くの一般的な食品には、私たちが食べるよ
うに適応してきた少量の毒素や毒物が含まれており、場合によっては
それを利用して繁栄しています。

この記事では、避けることのできない圧倒的な数の食物毒素について
語ります。
今日のスーパーフードといわれるものの多くは、興味深いことに、
有益な特性を持つ毒素を含んでいます。

◇フィチン酸を多く含む食品の効能

フィチン酸は、小麦、ナッツそして穀類に対する多くの食物不耐症に
関与しています。

フィチン酸塩は、春の発芽を待っている状態の種子が休眠している間
に、細菌酵素が穀物を食べてしまうのを防ぐための抗栄養素です。

このフィチン酸塩は、鉄、カルシウム、リン、亜鉛などのミネラルの
吸収を阻害することが懸念されています。

ある研究では、高フィチン酸塩食(穀物を含む)と低フィチン酸塩食を
比較しました。

八週間後、高フィチン酸塩食を食べたグループでは、血液中の鉄の
バイオアベイラビリティ(生体利用効率)が41%増加しました。

このことは、体がより多くのフィチン酸塩を含む食物に適応したこと
を示唆しています。

高フィチン酸食は、骨粗しょう症と関連があると言う人もいますが、
高フィチン酸食は骨密度を増加させることを示す研究があります。

世論はフィチン酸を含む食品に反対していますが、多くの研究は
フィチン酸が豊富な食品を含むバランスのとれた食事の大きな利点を
次のように挙げています。

*コレステロールと中性脂肪を低下させる
*カルシウム腎結石のリスクを低下させる
*健康な結腸を支持する
*腸内での酪酸の産生を倍増させ、腸全体の健康、微生物叢、免疫に
関連する短鎖脂肪酸

◇全体は部分の総和に優る

植物を個々の化学物質の味として見てしまうと、その植物全体を見ず
に、ほとんどの場合、植物の価値を誤って解釈することになります。

植物の化学は複雑で、その植物のすべての化学物質には通常、それが
存在する理由があります

これから見ていくように、私たちが食べるほぼすべての食べ物には、
毒素が含まれています。

体の一部に問題を引き起こす可能性のある植物中の1つの化学物質また
は毒素だけを分析すると、体の他の部分にある同じ毒素の有益な効果
を簡単に見逃す可能性があります。

フィチン酸に見られるように、しばしば利益が問題を上回ることが
あります。

私たちの食生活から、小麦、穀物、ナッツ、種子などの食べ物をどん
どん減らす代わりに、1つか2つの化学成分については、全体が部分の
和よりも大きい可能性を考えるべきなのです。

◇一般的な食品毒素

これらの食品や食品毒素を過剰に摂取することを避けるために、
伝統的な人々は、すべての食品が季節的であり、したがって1年中入
手できるわけではないので、自然にそれらの摂取を抑えることができ
ていました。

季節のものをその期間にだけ食べることは、これらの食品毒素の有害
な影響から守られ、安全に食べれる機会が提供されているということ
なのです。(このため、一年中季節に関係なく栽培されて出荷される
ことは、一見便利でいいことのように思われますが、必ずしもいいこ
とではないのです。)

◇セレン

適切な用量のセレンは強力な抗酸化物質ですが、高用量では神経毒と
なり、脱毛、疲労、下痢、神経障害を引き起こす可能性があります。

ブラジルナッツの実は、セレンの濃度が最も高いので、食べるときは
毒性を引き起こさないように注意が必要です。

brazil nuts

◇水銀

水銀は、私たちの水供給に混入している毒物であり、そのほとんどは、
国中に広がる石炭火力発電所の煙からのものです。

かつては地球上で最も健康的な食品の1つだった魚を食べることは、
最近では慎重に取り組まなければならなくなりました。

カツオ、サバ、カジキ、サメ、クロマグロは、FDAの水銀規制 1ppmを
超えていることでよく知られている魚です。

◇ゴイトロゲンス

特定の食品には、成長、認知、ホルモンバランスを支える必須栄養素
であるヨウ素の取り込みを阻害することで甲状腺機能を抑制する物質
が含まれていることがわかっています。

これらの食品を生のまま過剰に摂取すると、甲状腺機能を抑制するこ
とがあります。

ホウレンソウ、落花生、大豆、いちご、サツマイモ、桃、梨、ケール、
ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、キャノーラ、カリフラワー、
高菜、大根などがこれにあたります。

◇フロクマリン

フロクマリンは光毒性と光変異原性を有する天然食品成分です。
過度の摂取が日光と相まって、DNA損傷そして皮膚炎を引き起こすこ
とがあります。

フロクマリンはライム、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ベル
ガモットなどの柑橘類のほか、セロリ、ニンジン、かぶにも含まれて
います。

10mgを超えるフロクマリンは皮膚炎を引き起こすことがあります。
これらの食品は安全ですが、大量は注意が必要です。

◇アミラーゼ阻害薬

アミラーゼ阻害薬は、小麦、ライ麦、白&赤いんげん豆に含まれる
α-アミラーゼの天然阻害薬です。

これらはグルコースの血流への吸収を遅らせ、種子を昆虫の侵入か
ら守ることがわかっています。

アミラーゼ阻害薬を含む食品は、次のようなアレルギー反応を引き
起こす可能性があります。

*くしゃみ
*鼻水
*咽頭の痒み
*しゃがれ声
*咳
*呼吸困難

小麦をパンにして焼くと、粒の種類によってアミラーゼ阻害物質
が80~100%減少します。

興味深いことに、アミラーゼ酵素は小麦と豆が収穫される秋と冬
に大量に生産されます。

この酵素は消化されていないグルテンを分解するので、有益な腸内
微生物を支えることができます。

◇レクチン

レクチンは、マメ科植物、大豆、インゲンマメ、ナッツ、種子、
そして全ての穀物に高レベルで存在する糖タンパク質のグループです。

レクチンは粘膜細胞に結合し、栄養素の吸収を阻害します。
消化管における細菌の増殖を促進するという仮説が提唱されています。

小麦胚芽と他のレクチンを、毒性炎症性神経毒性、発癌性、そして
全ての穀物を避ける理由としている多くの主張がありますが、いくつ
かの研究は私たちの理解を変え始めています。

例えば、ある研究では、消化管の免疫細胞に有益な効果をもたらすこ
とが示されており、研究者らはこれの抗腫瘍特性を研究すべきである
とさえ示唆しています。

少なくとも豆を10分間ゆでると、レクチンが200倍減少することが示
されています。

176度以下の調理温度ではレクチンが分解されないため、豆を調理す
る際には、ゆっくりと調理したり、土鍋で調理したりすることはお勧
めしません。

◇抗チアミン化合物

チアミナーゼは体内のビタミンB1を破壊します。
この酵素は、魚、カニ、二枚貝、ブルーベリー、カシス、芽キャベツ、
キャベツなどの野菜や果物に含まれる天然の酵素です。

人間では、チアミン(ビタミンB1)欠乏症により、筋力低下や体重減少
が起こることがあります。

重度のチアミン欠乏症は脚気を引き起こしますが、脚気は食欲不振、
運動失調につながる筋力低下が特徴の疾患です。

調理することで、魚やその他の発生源のチアミナーゼを破壊できます。

◇シュウ酸

シュウ酸塩は、茶、ホウレンソウ、パセリ、アスパラガス、ブロッコ
リー、芽キャベツ、レタス、セロリ、キャベツ、カリフラワー、カブ、
ビーツ、エンドウ豆、コーヒー、ココア、豆、ジャガイモ、ウコン、
ニンジンに含まれています。

シュウ酸塩はカルシウムや他のミネラルと結合して不溶性にし、生物
学的利用能を低下させます。

高濃度のシュウ酸塩を含む食品を摂取すると、骨の成長低下、腎結石、
腎毒性、嘔吐、下痢、痙攣、昏睡、血液凝固障害を引き起こすことが
あります。

◇結論

明らかに私たちが食べている食品には、自然に発生する毒素が非常に
多く含まれており、何年にもわたってそれらを利用して利益を引き出
してきましたが、今はまだ理解され始めたばかりです。

それを避けるだけでは、消化管の免疫力や消化力が損なわれ、将来的
にはより深刻な健康上の問題に直面することになります。

例えば、小麦は地中海料理にはなくてはならない主要プレーヤーであり、
今でも世界で最も健康的な食事の一つと考えられており、その利点を
支持する多くの研究があります。

全粒粉も同様に、その効果を宣伝する多くの研究によって裏付けられ
ています。

そのため、全体が部分の総和よりも大きくなることがよくあります。

自分の体への影響を調べる前に、食事から何かを取り除くのは適当で
はありません。

☆☆☆

養殖ものの魚介類は、今ではもう当たり前にスーパーにならんで
いたりしますが、気になるのは薬品ですね。

私は食べ物のアレルギーはほとんどありませんが、サーモンを生で
食べると必ずといっていいほど、お腹を下します。

それはさておき、毒が体にとってある種の刺激剤になり、免疫を
高めてくれるのなら、添加物も少量なら薬になるということです。

(まあ、日本に出回る添加物は少量の域をとうの昔に超えてしまい、
野放しで危険レベルにまで至っているのがそもそも問題なのですが…)

毒も賢く食べて、免疫にしてしまえ!というのはいいことですね。

***

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