・冬瓜ジュース、その後…
このところ寒いせいもあり、がっつりカロリーのあるものばかり
食べていたので、そろそろ胃腸を休ませようということで、、
昨日今日と、胃腸をケアするためにインドの解毒ご飯「ケチャリ」
を作って食べているのですが、

久しぶりのケチャリは、胃に負担をかけることなくスルスル入り、
胃腸に超優しいので、普段食べているものがいかに胃腸に負担を
かける類の食べ物なのかがよくわかりました。
(なにせ油たっぷり使ってましたし)
今回のケチャリは、鉄鍋仕込みなので、鉄分もたっぷり。
鉄鍋を手に入れてからというもの、チャーハンとか炒め系のもの
が、とてもおいしくなりました。
テフロン加工?系のフライパンでは出ない、なんともいえない
微妙な波動が加わる感じとでもいいましょうか。

いやー、鉄鍋。天才!(笑)
ところでケチャリは、過去にこのブログでもたびたび登場してい
ますが、体をとても滋養しながらも胃腸に全く負担をかけないど
ころか、浄化までこなしてくれるミラクル食。
今年もあと1か月程度になりましたが、年末のホリデーシーズンで
飽食気味になりがちな時期の、体と胃腸のリセットのための最強食
といえましょう。
ところで先日、冬瓜ジュースのことを何度か書きましたが、
ジュースを数回飲んでみた後の感想ですが…
ジュースでとるのは、ちょっと夏向きかも。という感じです。
(そりゃそうですね、そもそも夏野菜ですし)
冬瓜ジュースはピュアピュア&プラーナたっぷりで、
さすがにヨガ食だけある、さわやかな飲み物ではあるのですが、
どうしてもあまり冬向きな感じがしないので、漬物の形で食べる
ことにしました。
漬物にすれば、加熱による微妙な成分が壊れることもなく、
生なのにジュースのように搾りカスも出ないので(いつももった
いないと思ってました)、一石二鳥です。
ただ、冬瓜だけだと味がどうしてもプレーンすぎて、
飽きてしまいがちになるので、
キュウリなど他の野菜と混ぜて、昆布と、今旬のゆずを組み合わ
せると、まるで料亭のお漬物のような味になり、最高においしく
なりました。
それと糠漬けなんかもいいですね。
あと、寒い季節なので、今に限っては体がホクホク温まりそうな
スープにしてとるのもよさげです。

というわけで最近、冬瓜をいろいろなヴァリエーションで食べて
みようと、いろいろレシピを探していると…。
「冬瓜の皮のきんぴら」なるものを発見。
えええ?
冬瓜の固い皮、食べるの??
まあ、食べ物を無駄にしないことはいいことですが、、
冬瓜の皮、インド人でも普通は食べません。
私もたぶん、一生作らないと思います。(たぶん)
***
冬瓜はさすがに脳にいい食べ物だけあってか、食べ始めてからと
いうもの、食べないときと比べると、確かに思考の明瞭さが増す
ような、、
普段使わない脳の新しい回路が開くような感じがします…
(毎日少量ずつ、一週間ぐらいは食べ続けるのがポイントです)
これがプラーナ(生気)補給のなせる技なのでしょうか。
というわけで、最近よく冬瓜を食べるようにし、プラーナ補給
しているのですが、
そんな中、つい先日、たまにコピーなどで立ち寄るコンビニに
入ると、なにやら「ゾンビ・スナック」なるものがカゴの中に
摘まれ、セールになっているではありませんか。

ゾンビスナック??
眉をひそめながらパッケージを見てみると、
「こんなところにゾンビスナックを置いてみよう!」
みたいなことが書いてあり、
思わず、はぁ????
ここでも、日本人を弱体&ゾンビ化したくてたまらない勢力を
垣間見ました。
日本人、完璧になめられてるなーと。
謎肉入りとか
悪魔スープとか
ゾンビスナックとか、
…なんかもう、頭が完全にイっちゃってますね。
私は思考停止ゾンビになる気は毛頭ないので、引き続き冬瓜で
プラーナ(生気)補給を続けます。
***
さて今回は、臓器と感情のお話などを。
(長くなってしまうので、前編と後編にわけてご紹介します)
アーユルヴェーダでは、心、身体、精神が強力に結びついている
ことが明確に述べられています。
そして、これらのどれかひとつの健康を確立するためには、
これら三つのすべてにおいて健康を手に入れる必要があると教え
ています。
★★★
■臓器と感情の関係
私たちの感情は、私たちの肉体に直接影響を与えます(その逆も
またしかり)。
もし私たちが根深い、解決されていない感情を持っていたら、私
たちの肉体の健康は決して最高の状態にはならないということです。
感情は私たちの体に多数のマイナスな影響を与える可能性がありま
すが、それぞれの感情は、特定の臓器との親和性を持っていると考
えられています。
長期的に根深い感情のアンバランスが続くと、それに関連した臓器
(器官)の弱体化が始まり、時間の経過とともにその臓器に関連し
た不調を引き起こす可能性があります。
私たちが感情を抱え込んだり隠したりすると、感情は処理されずに
結晶化し、私たちの身体組織にとって有毒なものになります。
感情的な不均衡がどこにあるか、影響を受けている重要な器官を知
ることによって、その後私たちは自分の感情を処理し、それらを解
放するのに役立つプランをスタートさせることができます。
私たちの感情的な傾向は、多くの場合、生涯にわたって繰り返され
る習慣であるため、関連する器官は、長期的なアンバランスのため
に弱くなり、うっ血している可能性が高いといわれています。
そのため、感情的なヒーリングに取り組みながら、浄化し、強化し、
その器官の健康を回復させる必要があります。
私たちの臓器とそれぞれの感情は、臓器と感情の両方に関連する
特定のドーシャの不均衡と相関しています。
感情のバランスを整え、関与している適切なドーシャを和らげるこ
とで、私たちの臓器を癒すことができるので、これを理解すること
が重要です。
ドーシャを悪化させてしまうと、その後、感情のアンバランスを
誘発し、さらに臓器の健康を乱すことになります。
例えば、辛い食べ物、赤身の肉、精製された砂糖で満たされた、
ピッタを挑発するような食事を習慣的にとっていると、より多く
の怒りを誘発し、さらに肝臓を弱らせてしまうとされています。
《怒りと肝臓の関係 ~怒りは肝臓にたまる!~》
意外と知られていませんが、肝臓は過剰な怒りや慢性的な怒り、
根深い怒りの問題に直接影響を受けると言われています。

肝臓は、ランジャカピッタとして知られるピッタの副ドーシャに
よって支配されており、怒りは心の中のサダカピッタに関連する、
ピッタ的感情です。
怒りはピッタドーシャのバランスと直接相関しており、どんな未
処理の怒りも、心のピッタの両方を増加させ、肝臓の熱、炎症、
枯渇を生み出すといわれています。
人生の中で常に怒りを感じている人は、肝臓に残った未処理の怒
りが、この臓器の衰弱や関連する健康問題を引き起こしている可
能性が高くなります。
いくつかの適切な食事とライフスタイルを変化させることにより、
ピッタ全体を減らし、身体組織からピッタをきれいに浄化させ、
消化を改善し、肝臓を強化するために役立ちます。
★ポイント
・ピッタを減らす食事に従う
・暑い時期の直射日光、過度の運動(特に真昼間)、過労、スト
レスの多い状況を避ける
・口論や対立を避ける
・肝臓を清潔にするための継続的なケチャリ断食を週一ペースで
やる
・毎晩寝る前に、ピッタオイルまたはココナッツオイルで頭皮、
こめかみ、足をマッサージする
《憎しみと胆嚢の関係》
怒りと同じように、憎悪も熱を帯びたピッタタイプの感情で、
胆嚢に直接影響を及ぼすと言われています。

肝臓と同様に、胆嚢もピッタ器官と考えられているため、ピッタ
をなだめることで胆嚢を癒すだけでなく、憎しみの感情も軽減さ
れます。
ピッタを増加させると言われている食べ物や活動はいずれも、
憎悪の感情を引き起こし、胆嚢の問題を悪化させる可能性が高い
といわれています。
憎しみは非常に強い感情であり、健康に非常に有害にもなりえます。
人生を通じてこの感情に問題を抱え続けてきた人は、この習慣を
認め、残っている憎しみを処理することが非常に重要になって
くるということです。
上記の怒りに対処するためのポイント(推奨事項)は、ピッタ全体
を減らし、身体組織の浄化、消化改善につながり、胆嚢を強化しま
す。
《恐れや不安と腎臓の関係》
腎臓は主にカファ器官ですが、ヴァータとも密接に関連しています。

恐怖は一般的なヴァータの感情であり、腎臓と副腎は機能的に関連
しているので、恐怖はヴァータの感情の一つです。
絶え間ない恐怖が「闘争・逃走反応」に火をつけ、必要のないとき
にアドレナリンを分泌し続けます。
そして過剰に刺激された結果、過敏になります(最終的には燃え尽
きてしまうことになります)。
このような状態は当然のことながら、私たちの副腎を枯渇させ、
腎臓を弱め、私たちのエネルギーを消耗させて身体組織全体のアン
バランスを生み出します。
恐怖は非常に強い感情であり、時には私たちを出し抜くことさえあ
ります。
不安と同様に、恐怖は非常に広範囲に及び、私たちの心と神経系を
支配してしまうことがあります。
ストレスと同様に、慢性的な恐怖は、多くの場合、非常に根が深く、
身体組織を枯渇させます。
これを防ぐには、ヴァータを癒すような食事とライフスタイルに従
うことがとても重要です。
★ポイント
・ヴァータを減らす食事を心がける
・できる限りカフェインを排除する
・過度の活動や刺激を避ける
・旅行を避ける(少なくとも恐怖心が収まるまでは)
・とてもシンプルで一貫性のある毎日の日課を保つ
・食事を抜かない
・激しい運動は避ける
・週一のケチャリ断食で胃腸のクレンジング
・毎晩寝る前にセサミオイルで腰と足の裏をマッサージする
◎次回後編では、「不安と大腸」「悲しみと肺」の関係についてご紹介します。
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