・レモン系柑橘フルーツコレクション

このところ、気づいたらコレクションのようになってしまって
いる、レモン系の酸っぱい柑橘系。
（左が早生みかん、右がすだち、下の小さいやつがシークワサー）

ちょっと涼しくなって秋めいてきたせいか、これから寒くなって
いく季節にむけて、体はどうやら「旬のビタミンCを多くとってお
こう」モードに入ろうとしているようです。

（皮はもちろんお風呂用）

秋はそもそも、食欲の秋ともいわれるほどなので、
食欲が増し、食べ物がおいしい季節。

旬のものを食べること自体が免疫を高めることにつながるの
で、おいしくいただきながらも、

しっかりと定期的に断食し、体のオートファジースイッチを作動さ
せる、というメリハリを、この秋と冬は日課にしたいところです。

ところでシークワサーは、沖縄の柑橘フルーツらしいということ
で、名前だけはよく知っていたのですが、
果汁が瓶詰めされたものしか見たことがなく、実物を目にするこ
とがほとんどなかったので、手を出していませんでした。

が、つい先日。
偶然、生のフレッシュなものを見つけることができたので、
さっそく手に入れてみることに。
（タイのこぶみかんのようなものかなと勝手に想像していたの
ですが、こんなに小さくてかわいいやつだったのね…）

小さいので果汁はあんまり入ってなさそうだなあと思いきや、
実際に使ってみるとこれまた意外で、皮が驚くほど薄く、果汁
がまんべんなくしぼりやすいではないですか。
しかも種がゴロゴロ！

で、皮のにおいをよくよく嗅いで見ると、、
かなり嗅ぎ覚えのある匂いが。

これは、まさしく、アレ。
アレの匂いです。

…カレーリーフの匂いに、そっくりです！

酸っぱさも強く、使い勝手もいいので、すっかりシークワサ
ー・ファンになってしまいました。

でも、そう簡単に生のものを見かけないのが残念…。

果汁が瓶詰めされているものは、便利でいいのですが、
やはり生のものの良さにはかないません。

また、生のシークワサーには、種がごろごろ入っていたので、
もちろん土に植えて育てます！
（生のものを手に入れることにこだわる理由のひとつがこれです）

柑橘系の種は丈夫で、結構すぐに芽を出してくれたりする
ので、育てがいもあり。

本来なら、種が普通にゴロゴロ入っていて、ほっといても
どんどん増えるのが自然の摂理。
それを無視し、種を人工的にいじくりまわして種を独占し、
世界的飢餓を生み出すような方向に着実に向かっている今、

時間はかかるものの、一定の大きさになれば毎年実をつけ
てくれる木から実る果物というのは、本当に貴重です。

インドやタイは、酸っぱい柑橘系といえばライムかレモンぐら
いですが、
日本にはレモンがわりに使える柑橘系の種類（ゆず、かぼす、
すだち、シークワサーなど）が豊富にあって嬉しい限り。

種を植えて発芽しても、実をつけてくれるには数年かかるで
しょうが、食べた柑橘系の種が片っ端からすでに芽を出して
いるので、気長に育てていきます。

それと、スーパーで手に入れた空芯菜もやしを植えてみて
気づいたのですが、一旦土に根を張り、ある程度まで大きく
なると、あとは勝手に根っこだけで増えてくれることが判明。

根っこさえ引っこ抜かなければ、永遠に収穫できそうなこと
がわかり、これまた貴重な野菜をひとつ見つけてしまいました。

種がどんどんおかしくなってしまっている今、根っこで勝手に
増えてくれる野菜は、本当に貴重です。

ちなみによく使うミント（チャイづくりには欠かせません）も
根っこで増えてくれるので、助かってます。

あと、レモングラスなんかも、土にプスっとさすだけで根っこ
を生やしてどんどん増えてくれるので、めちゃめちゃ助かり
ます。

というわけで、キッチンガーデン報告でした。

＊＊＊

さて、今回は、食欲の秋をたっぷりと享受しながらも、
健康状態をキープして免疫を高め続けるための「水断食」
をご紹介したいと思います。

特に秋は、旬をたっぷり食べてしっかり断食。
このメリハリとバランスをキープし、両方のメリットを享受
したいところです。

☆☆☆

■「水断食」
～科学に裏付けられた、8つの健康効果～

以前、インフルエンザにかかった時や急に体調を崩した時の
ことを覚えているでしょうか？

そのとき、本能的に断食をしましたか？

もしそうなら、それは、人間以外の動物が怪我をしたり病気
になったりしたときと同じ行動です。

いいかえれば、動物は基本的に、体調がよくなるまでは
本能的に食べ物を拒むということです。

体調を回復させるためには、食べ物を取り入れて消化吸収
のためにエネルギーを使うのではなく、エネルギーをすべて
治癒のために使うよう集中させなければならないことを、
私たちの体はもともと知っています。
そしてこれは、体に備わる英知です。

《水断食と間欠的断食》

水断食とは簡単にいえば、一定の日数、水だけを飲むことです。

この期間は、純粋な水以外のものを食べたり飲んだりすること
はできません。

基本は、24～72時間（２、３日）の断食を行います。
（この期間よりも長い断食については、専門家のアドバイスが
必要です）

また別の断食法には、間欠的断食というものがあります。

これは、朝ご飯を食べた後8時間は何も食べず、朝ごはんの
8時間後に食事をとる断食方法です。
（例：朝7時に朝食をとった場合、その8時間後の午後３時に
食事をとります。その後、翌朝の朝7時までの16時間は何も食
べません。）

これにより、体は食物を消化するための16時間の休息を得る
ことができます。

水断食は、体重を減らすため、デトックスのため、健康になる
ため、または特定の医療処置の準備のために、自分でやる
方法です。
また、単に健康目的以外の多くの理由のために実行できます。

水断食は、精神的な悟りを得るためにも行われ、世界中の
多くの文化で実践されています。
イスラム教徒のラマダンなども、そのひとつです。

《72時間断食すれば、免疫系全体がリセットできる！》

Cell Stem Cell誌に発表された研究では、断食が細胞再生
と免疫抑制の回復に及ぼす影響が調査されました。

南カリフォルニア大学の研究者が行ったこの研究では、
72時間（三日間）断食すれば、高齢者でも免疫系全体の
再生ができることがわかりました。

また研究者たちは、三日間の水断食が、化学療法の患者の
ような免疫不全のシステムに苦しんでいる人のために特に
効果的であり、断食をした化学療法患者は、治療の毒性の
影響からよりよく保護されていることを発見しました。

《「再生スイッチ」をオンにする》

長時間の断食は、大量の白血球を破壊し、それが幹細胞を
ベースにした新しい免疫系細胞の再生を誘発する変化を誘
発します。

長期間の断食は、大量の白血球を分解し、幹細胞に基づく
新しい免疫系細胞の再生を誘発する変化を誘導します。

南カリフォルニア大学の老年学・生物科学教授である
V．ロンゴ博士は、「断食は幹細胞が増殖を開始し、システム
全体を再構築するための免疫系「OK」を与えると述べました。

彼は後に、体は断食中に古いものや損傷しているかもしれな
いシステムの部分（非効率的な部分）を取り除き、文字通り、
「新しい免疫システム」を作り上げるとつけくわえました。

また、断食中にエネルギーを作り出すためには、体が不要な免
疫細胞（特に損傷したもの）を再利用しなければならないと
述べました。

ロンゴ博士の研究の臨床試験の過程で、参加者は6ヶ月間、
2日から4日の間、定期的に断食するように求められました。

臨床試験はまだ完了していませんが、彼は自分の研究が
「非常に有望」であり、一般の人々に利益をもたらすだろうと
確信しているということです。

《水断食の健康効果》

多くの人が、免疫系が再生することに、目を見張るような
健康上の利点があることに同意するでしょうが、水断食には
他にも無視できない健康上の利点があります。

免疫系が再生することにくわえ、短期的な水断食で体が享受
できる恩恵は次の7つです。

1.　癌を弱める
2.　脳を保護する
3.　心臓病や糖尿病のリスクを減らす
4.　炎症と闘う
5.　老化を遅らせ、寿命を延ばす
6.　オートファジーを促進する
7.　いくつかの慢性疾患のリスクを低下させる

断食は慢性疾患のリスクを減らすための素晴らしい方法で、
がんや糖尿病、心臓病の発症リスクを低下させるだけでなく、
ミトコンドリアを保護し、体内のフリーラジカルのレベルを低下
させることもわかっています。

フリーラジカルは、細胞や臓器に損傷を与える不安定な分子
で、多くの慢性疾患において役割を果たすことが知られています。

《水断食をスムーズにするために》

水断食は簡単なように見えるかもしれませんが、空腹感を
乗り越えるのは難しいことです。

水断食をはじめてやる場合は、スムーズに行うためのい
くつかの簡単なヒントがあります。

くれぐれも、すぐに24-72時間の水断食には飛び込まないで
ください！

＊もし普段からとても空腹で目が覚めてしまう場合は、それ
を数時間延長してみてください。

＊朝食は、通常よりも1～2時間遅く食べるようにしましょう。

＊朝食べた後、何も食べずに夕食までもつように、毎日断食
時間を延ばしていきます。

＊断食中は、きれいで安全な水を3～4リットルまで飲みまし
ょう。（水道水はそのまま飲まないでください。）

＊空腹を感じるたびに、水に手を伸ばしてください。

＊断食をするときは、暴飲暴食をしないようにしましょう。
（これは断食をしている人の間でよく見られることで、体に
は信じられないほどのダメージを与えてしまいます）

＊スイカ、パパイヤ、ブドウなどの水を多く含む果物で断食を
しましょう。

＊体調が悪くなってきたら断食を即やめましょう。

＊断続的な断食のように、8時間の間隔で食べ、残りの16時
間は断食することもできます。

《水断食の危険性について》

低血糖症や糖尿病の人は、一般的に断食はさけた方が
よいです。（かかりつけの医師に相談してください）

薬物療法を受けている場合も、断食は避けるべきです。

妊娠中や出産したばかりの場合は、絶対に断食をしないでく
ださい。

水断食の主な目的が体重を減らすことである場合、水断
食は個人の摂食障害の引き金になることが知られています。

過去に摂食障害を患ったことがある人は、なぜ水断食を
したいのか、

健康状態を改善したいからなのか、それとも痩せたいから
なのか。

を本当に掘り下げてみましょう。

＊＊＊

さて、いかがでしたでしょうか。
水断食と間欠的断食のふたつをご紹介しましたが、
やりやすいのは断然、間欠的断食の方です。

がっつり免疫系をリセットしたい！という根性がない限り、
水断食はちょっとハードな方法です。

たまに根性試しor何がなんでも免疫いったんリセット（固い決意）

…にはいいかもしれませんが。（笑）

興味のある方は無理のない方法で、やってみてください。
定期的に長続きできるかどうかがポイントです。

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