夜ふかし型と早起き型、どっちがいい？～病人、快楽主義者、ヨガ行者は夜型だった！～

・ツバキの生命力がすごい

近所が山のすぐ近くで、滝やら神社やら古墳やらがあり、
ハイキングコースがやたらと充実していることは以前どこ
かで書きましたが、

歩きやすくなっているコースはどうしても人がいっぱい
いるので（なにせ先日までは、スーパーとコンビニぐらい
しか開いていませんでしたし）、

ほとんど誰も歩いていない、弥生時代の古墳エリアに
先日、といってもだいぶ前ですが、出向いてきたのですが。

さすがあまり人がこないだけあって、山道もかなり険しく、
こんなに脚を使って歩いたのはたぶん子供の頃以来？

「イノシシ出没注意！」のそのエリアに、今は春で山は食べ物
もいっぱいなので、イノシシに遭遇することはないだろうという
ことで（しかも午前中だし）、

その弥生時代の竪穴式やら横穴式やらの住居遺跡がある
山を上へ上へと歩いていくと、、、

なんともみごとなツバキの木がそこここにあり、花が咲き誇っ
ているではありませんか。

これだけあったら、ツバキオイルたっぷりとれるだろうなーと
思いながら、ちょっとしたおみやげに花とつぼみがついた小枝
を一本拝借し、

家に持ち帰って小さな入れ物を花瓶がわりに水を入れ、
部屋に飾ることに。

実は、他の色鮮やかな雑草の数々を一緒に並べて飾ってい
たのですが、ツバキ以外はほとんどの植物がそうであるように、
数日たったら生命力をなくし、枯れていきました。

が。ふと気づくと、このツバキの細い小枝だけが、何週間も
生命力の衰えを全く見せないどころか、
小さかったつぼみを優雅に咲かせ始めたり、さらには新しい
葉っぱをムクムクと広げ始めました。
水だけで、です。

水と春の日差しだけでこれだけ長く、しかも新しい葉を日々
成長させ続けるツバキ。
まるで霞しか食べてないのに日々イキイキしているヨガ行者のよう…。

これは土に植えてあげなきゃだめだなーということで、
ちょうどベランダでキッチンガーデンをはじめたところだったので
手元に土もほどよくあり、さっそく植えることに。

土に植えてからは、さらにその生命力がさらに拡大中です。

（左が芽を出し始めた紫玉ねぎ、真ん中手前がツバキ小枝、
右が路上から我が家に嫁入りしたアップルミント）

（ムング豆のトウミョウもすくすく育ち中）

（大根のへたから葉が復活中）

＊＊＊

さて今回は、再びサドグルシリーズです。

このところすっかり春らしく、暖かく過ごしやすい日が続いて
いますが、その影響からか、少し前とはだいぶ違い、
すっかり早起きになり、今のところ完全朝型ライフが進行中
なのですが、

世間的な一般常識としては、夜型よりも朝型の方が、健康的な
イメージが定着している感がありますが、夜の方が頭が冴えて
勉強やら仕事がはかどる人もいます。
（私も時期によって、朝型になったり夜型になったり、結構変動
する方です）

これは一体どういうことなんでしょう？

では、サドグルのお話をどうぞ。

質問者：

私は個人的に、昼間よりも夜の方が効率的に動けると感じます。
別に体内時計が変わったとかそういうわけじゃないんですが、
日中は寝ています。
ただ、勉強中だけでなくそれ以外でも、夜の方が生産性が上が
るような気がします。夜になると元気が出てくるんです。
これはなぜなんでしょうか？

サドグル：

違う国にいるんじゃないの？（笑）

夜寝ない人には、3つのタイプがあります。

「ロギ」は夜になると眠れなくなります。
ロギとは、病気で眠れない人のことです。

「ボギ」も夜眠りません。
ボギ—つまり快楽を求める者は、夜も眠りません。
なぜなら夜は彼に貢献します、快楽の種類のビジネスに。

「ヨギ」（ヨガ行者）もまた、夜眠りません。
なぜかというとヨギにとっても夜は非常に有利だからです。

あなたはどちらですか？

それはあなたが決めることです。
私はそれについて何も言えません。

なぜ夜は、、
たとえば、光を見てください。
私たちは光に価値をおきます、

なぜかというと、私たちの視覚装置は、特定の設計でで
きているからです。

光があなたに何をするかというと、光はすべてを明確にします。

灯りがついているために、この人、あの人、その人、が（別々
に）見えます。

仮に今明かりが消えたとして、暗くなったとしましょう…..

私には人の塊が見えるだけです。
この人も、あの人も、その人も、見えません。

なので、夜は、

ヨガに、セクシュアリティに、友情に、一緒にいるために、
勉強に、集中のために、これらすべてのものが—
境界線がなくなる感覚が起こります。

夜の方が有利に思えるのは、自分が何であるかと他人が何で
あるかの違いが、夜になるとぼやけるようになるからで、
それは単に、私たちの視覚装置がこのように機能するからです。

光のないところでは、すべてのものが私たちの体験の中で融合
します。
つまり、ヨギ、ボギ（快楽探求者）、ロギ（病人）の.三人とも、
夜を利用しているということです。

あなたも利用することが出来ます。

教室で寝ていないのであれば、何も問題ありません。
あなたもこれを試して見てください。

私の経験をひとつシェアしましょう。

私はそもそもこんな風でした。
私の学校はいつも朝8時半からだったのですが、朝寝坊すると
いつもこうでした。

6時45分になると母や妹たちが私を起こしはじめました。
それはさまざまな試みの連続でした。

まず彼女らは私をベッドに座らせ、
腕をひねったり、あれこれやります。

その後、私を引きずって、母が歯ブラシに歯磨き粉をつけ、
それを私の口の中につっこみます。

母は私の服を取ってきて言います、
「シャワーを浴びてきなさい、時間よ、時間よ！」と。

私はトイレに入り、そのまま眠ってしまいます…。

誰にも起こされなければ、午後1時か2時まで岩のようにただ
眠り続けます。
目覚めて寝返りをうつこともなく、シンプルに死体のように動き
ません。

でも、12歳の時にヨガの実践を始めました。
その8～9ヶ月後には、私がどこにいても、今日もそうです、
どのタイムゾーンにいても（※サドグルは世界各地で講演を
たくさんしています）、
毎日違うタイムゾーンにいるのに、3:35、3:40には目が覚めて
しまいます。

なぜかというと、その時間は自然界に変化が起こるので、
私の体はただ、目を覚ましてしまうのです。

起きて何かしたいなら、起きて、何もしたくないならそのまま
少し寝続けます。

でも、いつも目が覚めてしまいます。

なので、このシステムにある程度の敏感さを持ち込む必要
があります。

いいですか、あなたはこの惑星の産物です。
イエスですかノーですか？

個人が自分についてどんな無意味なことを思おうが、
私たちは皆、この惑星からのポップアップに過ぎません。

コンピュータの画面のポップアップ表示を見たことがあるで
しょう？
ポンポン、出ますよね？

あなたはただのポップアップです。
あなたは消えてしまいます。
自分がいなくなるなんて、信じられないでしょう？
「はぁ？私が？私がいなくなるの？」とね。

そうです、かつてあなたや私よりも先にこの地球を歩いてきた
数え切れないほどの非常に頭の良い人たちは、
今、一体どこにいますか？
跡形も残っていませんよ。
みんな表土になったんです。

彼らはポップアップじゃなかったですか？
あなたもポップアップではないのですか？
ポップ、ポップとね。

あなたは自分の人生は素晴らしいとかあれこれ思っているか
もしれないが、地球からしてみれば、土をリサイクルしているだ
けなのです。

そう、地球はあなたをただこの惑星の表面に投げ出しては、
引き戻します。投げ出しては、引き戻しているだけです。

なのでこの小さなポップアップで重要なこと、最も重要なことは、
あなたは自分の中に敏感さ（センシティビティ）を生み出すことです。

人生のあらゆる次元があなたの経験の中に入ってくるような
センシティビティを持つことです。

あなたは死ぬ前に、この人生を可能な限りフルスケールで体験
することが重要ではないでしょうか。
イエスですかノーですか？

体験とは、、
人々は、毎日パーティーをしなければ！と考えます。
いやいや、そうじゃありません。
同じばかげたことを、何回やるんですか？

人間の生には、探求すべきことがたくさんあります。
あなたはセンシティブにならなければなりません。

センシティブという言葉を使うと、、
センシティブという言葉は間違った意味で使われているので、
「彼女はとてもセンシティブだ」と人が言うとき、私たちは彼女が
どんな小さなことでも傷つく、と理解します。
いや、そういう意味ではありません。

生にセンシティブであることと、エゴにセンシティブであることは、
2つの異なるものです。

生にセンシティブであるということは、このホールに入れば、
ここにあるすべてのものを体験できるということです。
何も見逃すことはありません。外に出ても、何も見逃しません。
生のあらゆる次元があなたの体験の中に入ってくるはずです。

…ある時、このようなことがありました。

シャンカラン・ピライは、仕事用のロバを買いました。
そのロバの売人は言いました、「ほら、これはとてもセンシティブ
なロバだ。このロバを叩いてはいけない。汚い言葉を使ってはい
けない。このロバを虐待してはいけない」と。

シャンカラン・ピライは言いました。
「それは素晴らしい！私は毎日毎日、これらのロバを叩いて罵倒
することに疲れていたんだよ。ロバを動かすために不潔な言葉を
使わなければならないんだ。私はセンシティブなロバが好きだ！」

彼はそのロバへの好感度から、少しだけ多めにボーナスを売人に
払い、ロバを持ち帰りました。
そしてロバを納屋に置きました。明日の朝は仕事に行かなければ
なりません。

彼はそこに行き、ロバに言いました。「さあ、行きましょうか」
…返事はありません。

「お願いですから、行きましょう」と言いました。
…反応なし。

彼は土下座して祈りました。
…相変わらず何の反応もありません。

虐待してはダメ、叩いてはダメ。
どうしたらいいのかわからず、彼はロバを売った男のところに
戻りました。

「ロバに求め、懇願し、祈ったけれど、ロバは応えてくれない。
どうすればいいんだ？」

男は言いました。「そうなのか？見せてくれ。」

そして彼はやってきました。

彼は、これぐらいの太い棒を拾い、ロバの頭を一発殴った後、
その棒を投げ、「来い」と言いました。
ロバはそれに従いました。

シャンカラン・ピライは激怒しました。
「このバカ、敏感なロバだと言ったじゃないか。あんたの動物を
殴るやりかたは、私でも動物をこんな風に殴ったことなど、
一度もないよ」

彼は言いました。
「いやいやいや。このロバはとても敏感なんだ。まずはロバの注
意を引く必要があるんだよ」
…なので、センシティビティを磨くということは、目を閉じれば
今の月の満ち欠けがわかるという意味です。

なぜかというと、これらはすべてあなたの体の中でも再生されて
いるからです。
毎日、あなたの体の中でそれは再生されているのです。

満月なのか新月なのか、海全体が上がってきているのがわかり
ますか？潮の満ち引きがありますよね？
海側ですか？そうじゃありませんか？
わかりますか？
潮の満ち引きは実際あります。
海全体が上昇しようとしています。

あなたの体の72％は、水なんですよ。
何も上昇していないと思っていますか？
上昇しているんですよ。

太陽、月、そして惑星に起こっている多くのことは、あなたの身
に起こっているのです。

あなたは生にセンシティブにならなければなりません。
そうすれば、あなたの人生のあらゆる側面を管理する方法を知
ることができるでしょう。

エゴにセンシティブになってはいけません。
社会にセンシティブになってはいけません。

生にセンシティブになれば、もしあなたがこの生で何が起こって
いるのか、常にこの一つのことを知っていれば、あなたはあなた
のGPSを持っていることが分かるでしょう。
本当に何の問題もなく、迷子になることはありません。
誰に何を言われようが、どんな状況に置かれようが、あなたが生
にセンシティブであるがゆえに、決して迷うことはありません。

これが生に必要なすべてであり、生にセンシティブにならなけれ
ばならないということです。

今、私たちは、生とは何の関係もない心理的な構造を発達させ
てきました。それは社会的なシーンと関係しているもので、
生とは何の関係もありません。

＊＊＊

いやー、ロバの殴り方、酷かったですね…（哀）
でも、このロバへの最初の一撃が、もしかして今のコロナ騒動の役割
なのかもしれないと思う今日この頃です。