サドグルのちょっといい話。~1~

・ゆず風呂のススメ

最近、夜の冷え込みがだいぶ増してきましたね。
さすが日本の冬…。

冬がないような暑い国で長い間、一年中半そでで暮らしてきた私にとっては、
ちょっとキツいです。(笑)

そんな時、重宝してるのが、ゆずをプカプカ浮かべたゆず風呂。
この時期は特に、ゆず風呂が楽しめるので、日本にもどってきた甲斐あり!
です。

ゆずって本当に、うっとりするぐらいいい匂いで。(悦)
お風呂によし、麺類に皮をちょっぴり加えれば、風味と高級感がアップして
食欲も増すので、欠かせません。

また、ホットレモン代わりにホットゆずにすると、ホットレモンよりも
明らかに香りがよくておいしいですし。
(日本で手に入るレモンは、皮に防カビ剤がべったりとくっついてる輸入物ば
かりなので、いまいちホットレモンにして飲みたい気も起きづらいです)

そしてなんといっても、「種なしなんちゃら」という、昔ではありえなかった不思
議な果物(異様においしいのが特徴)が激しく出回りまくる中、

カットすると種がこれでもかというほどゴロゴロ入っているゆずは、昔のまんま
で、「あ、変に人の手でいじられてない、昔のままの状態で残ってる!」という
嬉しさがあります。

というわけで、ゆずを欠かさずストックしている今日この頃なのですが。

ところでこのゆず風呂、最近はまって読んでいる内海聡先生(自称ヤクザ医者)
の本によれば、日本の水道水には塩素が含まれていて有害なので、お風呂
にゆずを入れると毒が緩和されていいそうです。

香りよし、体にもよしな、一石二鳥のゆず風呂です。

(ところで前回のブログ記事では、内海医師の動画をアップしましたが、
FBで記事をシェアしようと思ったら「違反してるからダメ」と即効ブロックされて
しまいました。なので興味のある方は前回のポストをぜひご一読ください)

ちなみに最近読んでかなり面白かった内海先生の本が「こちら」
(カフェで一人で読んでいたら、涙が出るぐらい笑いが止まらなくなり困ったこ
とに…。 特にアルツハイマー薬についての叙述部分は圧巻です)

***

さて、今回は。

わが師匠、サドグル(インドの神秘家)が語る、ちょっといい話をご紹介したい
と思います。サドグルの話は、本当に面白くてためになるものばかり。
な、る、ほ、ど~。。といつも感心させられます。

そんなサドグルの語るいい話を、今後もぽちぽちご紹介していきたいと思います。

今回のテーマは、「自分を癒す方法」。
サドグルとインド人の脊椎外科医が繰り広げるトークです。

https://www.youtube.com/watch?v=K8UKkza4-Ws
☆おおまかな内容は以下の通りです。
(⇒脊椎外科医は「D」、サドグルは「S」)

D:インドや西洋のヒーリング・テクニックには、科学的データはないものの、
実際に効くものがたくさんありますね。私の個人的な経験をお話しましょう。

何年も前に、私の妻が腰痛になりました。
激しい耐え難い痛みがあり、神経科医に行かなくてはいけないようなもの
で、医者たちはMRIを実施しましたが、問題は見つかりませんでした。
でも、妻は本当に苦しんでいました…。

S:あなたは脊髄外科医なのに、なんであなたがやらなかったのですか?(笑)

D:その後、義理の兄弟が、妻を鍼治療の専門家のところへ連れて行くべ
きだと提案しました。
私は一人の医者として、、他の誰かのところへ行くのはちょっと恥ずかしい
ものでした…。わかります?(笑)

その専門医はきちんとしたクリニックを持っていなかったので、彼の家に
行きました。彼は妻と数分話し、床に妻を寝かせました。そして、私が見て
いる間、彼はかかとを持ち上げ、そのかかとから10分間、腰を押し始めま
した…。

おおげさに言っているわけではありませんよ、それ以来妻は、腰痛が一
切なくなりました!

S:私はそのようなことを何千も、あなたに見せることができますよ。どんな
針さえも使わずに。

D:その専門医は妻を治し、私が32年もの間できなかったことをやって見せた
ので、私はとても魅了されました。妻は元気でした。
人々を治療する多くの方法があり、私たちは専門家としてすべての治療方法
を尊重しなければなりませんね。

S:緊急事態が発生した場合は、例外なく、対症療法(アロパシー)は最高に
効きます。またある時は、私に聞くならば、いろいろな意味で他の方法がいい
ときが間違いなくあります。

特に、これは人々にほとんど知られていません。
インドの最南端、主にタミルナドゥ州では、「シッダ・ヴァイディヤ」と呼ばれる
ものがあります。
これはとても包括的な最も素晴らしい医療システムで、300,000以上もの製
剤があります。

現代の薬局方にもそれがあるとは思えません。
300,000もの処方が綿密に書き留められています。

アーユルヴェーダとシッダの根本的な違いは、アーユルヴェーダは「ハーブ
がベース」であり、シッダは「要素的(地、水、火、風)」である部分です。

シッダでは、医者に要求することは皮膚レベルで、現代世界においての
ひとつの挑戦が唯一のものとなります。
これは、あなたが生きなければならないなにかであり、そして実際にそうした
時にだけ効果があります。

それを施術する人は、何を施術するかと同じぐらい重要です。
あなたはタッチについて話していましたね。

なので、何を施術するかだけでなく、誰が施術するかが重要なのです。

しかし、現代医学の性質は、それについて何も知らない薬剤師が処方箋を
書きます。そして患者はそれをとり、その純粋な化学物質は効きます。

慢性疾患の場合、感染がある時は、化学物質爆弾でそれを殺します。
それがそのやり方です。

しかし、あなたが内側から病気を生み出している時は、内側からそれを修正
することが最も重要です。

緊急事態が発生しているときは、より積極的に介入する必要がありますが、
それはまた別な話しです。

しかし、これらの医療システム(シッダやアーユルヴェーダ)には、健康と
幸福に関する包括的な知識があります。

問題は、この種の医療システムでより良い状態になるためには、生涯にわ
たる関与と献身が必要になることです。

それはあなたが職業として身につけてできるような類のものではありません。
常にそれは、あなたが実際にできる神聖な義務と見なされていました。

いいですか、私は皆さんに考えてほしいのです。
私はあなたが自分の内側でこれに直面したことが何度もあることを確信し
ています。

これは、処方箋ではありません。手術ではありません。それは何かでは
ありません。

その人が生きるか死ぬかを決めるのは、その人なのです。
あなたという存在のあり方が、それを決める、という意味です。

それは症例ではないのです。
その人の統計ではなく、その人が持っている唯一の人生(命)です。

これには、単なる職業として扱われるよりもはるかに注意が必要です。

私はそれを、献身と関与の感覚だと考えます。
それは個々の医師たちが自分の内側に育て上げたものかもしれません
…。

私は、それをひとつの職業として見られるべきではないということを言っ
ています。

もちろんそこには、金銭的要求がありますが、それはまた別の話です。

しかし何よりもまず、それは特定のコミットメントとして見られなければ
なりません。そして、誰かの人生を終わらせたり伸ばしたりできる特定
の特権は、小さな特権ではありません…

***

…私はこの話を聞いて、「病気になるかどうかはその人次第」という
意味について、改めて考えました。

その人次第、というのは、その人の在り方、起こる物事に対する反応
の違いなど、ともいったらいいでしょうか。

同じ毒を食べても、病気になる人と病気にならない人がいること。
同じ不幸が起こっても、それをひたすら悲観する人、それを踏み石に
してますます発展していく人、の違い。

この違いをどう説明するのか、ということにおいて、サドグルはよく説
明しているように思えます。

◎次回は、サドグルがいう「病気は内側から生み出される」という意味
を説明した動画をご紹介したいと思います。