熱冷入浴(交代浴)で、自然免疫アップ。

早いもので、もう9月。

今年もあと4ヶ月しかないとは、、
本当に早いもんです。

前回では、質のいい眠り+1日13~20時間(夕食後から翌朝とる朝食
までの時間)の断食をしているだけでも、結構な病気予防になり、免疫
強化されるというお話をちょっとしましたが、

さらに今回はもうひとつ、医者いらずの自然療法テクニックのひとつ、
「熱冷入浴」についてご紹介したいと思います。

熱冷入浴というのは、ようは、熱いシャワーと冷たいシャワーを交互
に浴びる(あるいはバスタブを使う場合は熱めのお湯と冷たい水を交
互にかける)ことなのですが、

この入浴方法、実は世界中の多くの、さまざまな文化の中で、
健康と長生きのために実践されてきたテクニック

私もインド時代はよく、この熱冷入浴をやりました。

この昔ながらの入浴テクニック、なんでも最近になって、科学的にも
その効果が支持を得ているということです。

ヨーロッパの方では、筋肉リハビリのプロセスを完了するために、
サウナでたっぷり汗をかいた後、冷たい水をかけて仕上げるのが
定番なのだとか…。

私はインド時代に、自然療法の本にこの入浴テクニックがのっていた
のでよくやったものですが(バンコク都会暮らしで、すっかりこの優れた
テクニックのことを忘れていました)、

これをやると、肌の血行がものすごく促進されて真っ赤になるので
すが、やった後のスッキリ感とリラックス感は、やみつきになります。

夜、なかなか眠りにつくのが難しめな人たちにもぴったり&おすすめ
な入浴法です。

さて、この熱冷入浴の効果。
2016年に行われた実験では、次のようなことが報告されたというこ
とです。

***

この研究は、18~65歳までの健康的な参加者3018人を対象に行わ
れました。

参加者たちは、連続30日間、熱冷入浴(シャワー)をするよう求めら
れ、冷たいシャワーを浴びる時間は、30秒、60秒、90秒のいずれかで
持続的になされました。

グループの79%が30日間行い、64%の人たちは30日後も熱冷シャ
ワーを浴び続けました。

結果は、病気のために仕事を途中で抜け出すケースが、29%減少
したということです。

これは、熱いシャワーの次にさらに冷たいシャワーを浴びることは、
より健康的な免疫反応をサポートし、免疫機能を高める効果がある
ことを意味するものでした。

また、鎮痛効果なども確認され、副作用や依存を引き起こすような
こともありません。

また、うつ病を対象とした小規模な研究では、この入浴方法が
抑うつ症状をかなり効果的に緩和できることが示されたということです。

一つ、注意事項としては、寒い季節、もしヴァータのアンバランスが
ある場合、冷たい水を体にかけても効果は得られない可能性も。

ヴァータのような繊細な体質の場合、冷たい水を浴びる時間は最小限
にするよう注意する必要があります。

****

■熱冷入浴のやり方

理想的なやり方は、「徐々にお湯の温度をあげていきながら、また冷た
い水を浴びる時間を増やしていくこと。」

まず、手足から始めます。
水の温度にゆっくりと体をならしていきます。
いきなり体に衝撃を与える必要はありません。

それぞれ交互に、約30秒ずつ浴び、何度か繰り返します。

→温かいシャワーは血管を拡張し、固くなった筋肉を弛緩させます。
さらに冷たいシャワーを浴びることで、血管が収縮し、血液、リンパ、筋肉
に鎮痛効果がもたらされます。

また、運動後にこれをやると、体の疲労回復がスムーズになることが
わかっています。

***

上級者はいきなり冷たい水からはじめてもOKですが、、(笑)
最初は温かい水あるいはシャワーからはじめると、やりやすく快適です。

肌の血行もよくなるので、肌艶もグンとよくなり、プリプリ感もアップ!
やった後のディープなリラックス感がなくならないうちに、ベッドへGO&ZZZzzz。

都会暮らしで最近すっかり忘れてしまっていた、この昔ながらの入浴方法。
…私も本日から再開したいと思います。

****