どこかでも書いた記憶がありますが、
このところずっと、妙に癖になり、、
食事のときはほとんど必ず、つけものorサラダがわりにつまんでいた、
タイのパリパリなす(生でボリボリ、噛んだときにパリっと感がある、小さな
白&黄緑色のナス)。
食事の時に、これが2、3個ないと、妙に物足りなさを感じるので、
これはきっと、ナスに含まれるアルカロイドのせいで、
すっかりこのアルカロイドに中毒になってしまってるのかもね。と思いつつ、
昨日もこのパリパリなすと、トマト、チリを入れた、タイの春雨サラダ(ヤムウ
ンセン)を自作し、
ノンオイルでヘルシーだし、おいしいおいしいと食べていたところだった
のですが…。
妙に毎日食べたくなる、というものは、実は結構、クセモノな場合アリあり。
(そのときそのときの体調にもよりますが)
例えばジャンクフード系は、体に悪いことで有名なはずなのに、
毎日とは言わないまでも、妙に、また食べたくなるような、脳へ働きかける
化学物質(脳快楽系)が入っているか、
またはそれを誘発するブツが混ぜられているので、時が経つとまた、
ついつい食べたくなったりします。
材料にどれだけ変なものが使われているか、オーダーした後、
どんな状態で目の前に出てくるかがかなり暴露されまくっている
このご時勢にも関わらず、
マクドナルドやKFCが、ランチタイムに相変わらず賑わいをみせているのは、
きっとこのためかと思います。
ナスに話を戻すと、、
一般的にナス科の植物(ナス、トマト、ジャガイモ、チリなど)は、有毒な
アルカロイドが含まれていることで有名です。
暑い国の人たちは、食べると余計に熱くなるはずのチリが、大好物。
しかも使う量がハンパじゃありません。
(四季がくっきり分かれ、辛いものを普段それほど食べない、またはあまり
なじんでいない日本人には、理解不可能レベルな量のチリ)
これは、暑い国の人たちがフツーに、チリに含まれるアルカロイドにアディ
クトしている例でしょう。
しかもタイという国は、ナス科植物(ナイトシェード)の種類が多く、
いろいろなヴァージョンのナスが、生でボリボリ食べられていたりします。
(インドでは、「ナスを生でボリボリ」は、ほどんど見られません)
そんな風に、タイ風な食べ方をまねしてナスをボリボリやっていたところ、
私もすっかりアディクトになってしまったよう…。
何ゆえ、毎日レベルで食べたくなるんだろう、、と、ふと。
ナスに含まれるアルカロイドについてより深く知りたくなったので、
いろいろ調べてみました。
そして。
いろいろな情報を読んでいるうちに、決心しました。
「…おいしいけど、、
食べるのは1~2週間に1回ぐらいに、激減させよう。。毎日ボリボリ。は、
まじめにヤバイ!」と。
そんなマイ決心のもととなった、ナス科植物のアルカロイド話を、
今回から数回に分けて、お伝えしたいと思います。
***
■タバコを吸わないのに、ニコチン中毒?
~ナイトシェード(ナス科植物)が、心と体、精神に与える影響~
ナス科のベジといえば、、
ナスはもちろん、じゃがいも、トマト、唐辛子(チリ)、ピーマンなどなど、
どの国でも、一般的によく好まれて食べられているものです。
よく食べられているにも関わらず、
実は、私たちの心、体、精神にとっては、それほどよい食べ物とは
いえません。
なぜかというと、こういったナス科の食べ物は、サットヴァ質(純粋性、
明晰さなどをあらわす質)を阻害してしまう食べ物であり、
特にヨガを実践している人たち、スピリチュアリティを高めるべく瞑想
に打ち込んでいる人などにとっては、毒そのものになりかねない類
の食べ物なのです。
ケチャップ、タバスコ、辛いソース系。
こういった食品は、ナス科ベジの濃縮ヴァージョンです。
トマトが材料にたっぷりと使われているケチャップには、
遺伝子組み換えトマトやコーンシロップ(遺伝子組み換えトウモロコシ
由来)が使われている可能性がかなり高めということも、
外せない部分です。
さて、ナス科として分類されている植物には、現在2800種類以上もある
そうですが、タバコの原料となる葉っぱも、このナス科!
薬品の原料としても使われているということです。
★心/体への効果:
ナス科植物にはすべて、種類によって多少の差はありますが、アルカロイドが
含まれています。
アルカロイドなるものは、私たちの消化器系と神経系、筋肉機能に悪影響を
及ぼすことが科学的に証明されている物質グループのひとつです。
これを熟知しているヨガ実践者あるいは専門家の中には「じゃがいもは消化
も悪いし、体を硬直させるので食べない」という人も。
じゃがいも、トマトを含めたほとんどのナス科植物に見られるアルカロイドの
基本タイプのひとつは、ステロイドアルカロイドとして知られています。
このアルカロイドはそもそも、ナス科植物たちが、昆虫から身を守るために
自ら生産するサバイバル毒のことで、大豆でいうところのアンチニュートリ
エントみたいなものです。
(そういえばナス科の植物の茎や葉は、トゲトゲだったりしますが、
そんなトゲも、昆虫から身を守るためのサバイバル手段のひとつなのでし
ょう)
さて、このナス科植物が持つ特有のアルカロイドは、とり過ぎると、
骨からカルシウムを大量に奪い、軟部組織にカルシウムを過剰沈着させ
るため、神経系および関節、筋肉組織を悪化させかねないことが報告さ
れています。
多くのドクターたちが、リウマチ性関節炎や他の関節の疾患がある人たちに、
「ナス科の植物を一切食べないように」とアドバイスするのは、どうやらこの
ためのようです。
また、驚くことに、、
ナスとトマトには、タバコのアルカロイド、つまりニコチン。と同じ種類のアル
カロイドが含まれていることが判明したということです。
***
えええ?
ということは。
やはり私は、
毎日食べないと気がすまない or どうも物足りないように感じてしまうパリ
パリなすに含まれる、ニコチン同様アルカロイドに、
知らないうちに中毒してしまっていたようです。
そういえば以前、トマトパスタがやたらとおいしくて、
トマトソースをたっぷり作り置きし、
毎日、おそらくトマト5~6個分ぐらい入っているトマトソースを
食べてしまっていたときがありました。
二日目ぐらいまでは、「あー、、おいしい!」で終わっていたのですが、
三日目ぐらいで、妙に心臓の心拍数が不均等なことに気づき、
理由のわからない不安感が増し、体がぶるぶる震えだしたことがあります。
(その後、トマト断ちをしたら自然にもどりました)
今思えば、トマトニコチンのせいだった可能性大。
…妙に納得です。
《次号へ続く》
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***《New!》美容・健康連載コラム@TrinityWEB*****
vol. 115 『二日でできる解毒』
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