2017年も着々とフィナーレに近づき、、
世はすっかりクリスマスモードな時期となりましたが。
一足先にちょっとしたホリデーのために、数日間バンコクを
離れ、再びもどってきました。
普段の生活圏とは違った勝手のよくわからない場所へ足を運ぶとき、
いつも思うのですが、
普段使っていない脳の部分が作動モードに入り、普段気づかないこと
にふと気づいたり、やろうと思いながらもなぜか忘れてしまっていた
ことを思い出したり、
現地の人と交わすなにげない会話やちょっとしたやりとりなどから
妙に刺激を得たり。
旅行というのは、何かと新鮮さが味わえ、脳リフレッシュに最高の
ツールですね。
基本、夜の移動は体に負担がかかるので、朝出発の国内線の飛行機を
利用して移動し、
ホテルに辿り着くまでの移動時間は断食タイムにすることが常なのですが、
今回は空港に着いたとたん、妙にお腹が空いてきてしまい、、
軽食とコーヒーで小腹を満たそうと、
空港内にあるカフェに入り、買ったサンドイッチを店内でさっそくほうばると。
…サンドイッチの具が、
カニカマ＋マヨ＋どっさり砂糖入りの、トロトロの激甘さ。（笑）
暑い国の人たちは、なんでこんなに砂糖アディクトなんだろうと
不思議に思いつつ、
普段、こってり甘いものを口にすることはめったにないので、
これも旅の刺激のひとつということで、まずく感じないのが不思議です。
また、いつもいる生活圏を離れ、異国のベッドで眠ると決まって、
ぐっすり深く眠れることがよくあるのですが、
これも、普段あまり使っていない脳のある部分がスイッチオンになるか
らでしょうか。
そんな質のいい眠りをゲットできた翌日は、
明らかに美容面と健康面、思考回路面が違いがでるので、
「いつも、もっとまじめに寝よう！」と改めて再確認します。
現代生活では、睡眠時間が少ないことをひとつの自慢要素のように
話す人もいますが、
いやいや、よほど天上界寄りな人でもないかぎり、、
体という物質に影響されるのが地上人。
いい睡眠がとれてないと、メンタル面にも支障をきたしやすくなり、
老化も加速。
仕事の効率があがらなかったり、何かとネガティブな感情にとらわれて
しまったりと、何かとダメージに繋がります。
美容面で、お肌をふっくら柔らか美しく保つためにも、
質のいい眠りは必須条件です。
これは、起きている時間帯よりも寝ている夜の間の方が、体は新しい細胞
を多く生産し、肌をシワやたるみから遠ざけるコラーゲン生産も高まるた
めです。
「肌表面の美肌バクテリアを餌付けするハーブオイル」＋「質のいい眠り」
のコンビネーションは、最強美肌への近道なのですね。
さて、そんなあらゆる美容＆健康面での大敵なもののひとつは、
不眠が長く続いてしまうこと。
今回は、そんな不眠対策についてお伝えしたいと思います。
＊＊＊
◎『不眠の原因に働きかける』
過度のストレスは、疲労と衰弱の原因になり、私たちに多くの健康問題
を引き起こします。
神経が衰弱したままの状態は、慢性疲労、集中力や記憶力の欠如、
慢性不安、アレルギー、免疫系の障害を引き寄せることになります。
日々、質のいい眠りをゲットし、すり減った神経系を元気回復させるため
のテクニックを使い、日々を楽しむための生命力＆エネルギーを得ましょう。
◆「エネルギーがありすぎて眠れない。」は嘘？
実は「極度の疲労や消耗の結果、眠れない」のがホント。説。
著名なアーユルヴェーダの専門家・ドクタージョン曰く、
不眠は、実際は、過度のエネルギーからではなく、過度の疲労が原因と
なって起こります。
夜に眠れない人たちのほとんどは、完全に消耗していて、身体的、精神的、
そして感情的にも枯渇しています。
そもそも、こういった状態にある人たちを、不眠の一般原因とされている
「エネルギーがありすぎるので落ち着かせて眠らせる」ことは、不可能な
ことで、
すでに完全に消耗してしまっている人を落ち着かせようとするようなもの
なので、眠るためのテクニックとしては使えません。
これに当てはまる人たちのほとんどは、慢性疲労で、
気分を落ち着かせるためのエネルギーそのものを持ち合わせていない状態
なのです。
このため、ずっと神経過敏、心配症で、ストレスに対処できません。
この疲労がもし長く続いてしまえば、完全に枯渇してうつになると
いわれています。
そこで必要になるのが、鎮痛剤系よりもむしろ、元気を回復するための
何かが必要になり、また、神経系を再建することが必要となります。
そうしてストレスに対処できるためのエネルギーや、気分を安定さ
せるエネルギーがもてるようになった後はじめて、
夜に眠れるようになります。
つまり、鎮静することではなく、枯渇した精神、体、神経を元気回復
させることが、正しい対処の仕方というわけですね。
では、専門家のアドバイスをみてみましょう。
◆タイプ別不眠
不眠のタイプには、主にピッタ、ヴァータに関連した次の二つがあり
ます。（カファは逆に眠りすぎに注意警報がでています）
～ピッタタイプの不眠：寝つきが悪い～
あなたは、「夜更かしする人」ですか？
もし毎晩、夜の10時以降に寝る習慣があるなら、あなたは肝臓をだまし
ている可能性大で、このタイプの人たちは、眠りにつくのが困難です。
これは通常、夜の10時から2時の間、ベッドに横たわりながら羊を数え、
あなたを眠りにつれていってくれる電車を目が覚めた状態で待っている
状態です。
アーユルヴェーダによれば、夜10時から夜中2時までは、夜のピッタ時
間です。
この時間は、肝臓が活発になり、体を次の日に向けて準備するために
その日の夕方の解毒サイクルがはじまる時間です。
しばしば夜のこの時間に、人々は元気になり、真夜中にテレビをつけた
りコンピュータをやりはじめます。
夜中以降のどこかの時点で、このサイクルが下火になるとき（たいてい
は午前２時前）、その火は燃え尽き、あなたは知らないうちに眠りへ落
ちます。
このタイプの不眠は、過度のピッタ質が原因になっているか、または体
の中の過度な熱が原因となっています。
ピッタ（または熱）のサイクルがスタートする10時前に寝付けない、
熱い体のタイプの人は、熱の刺激のなかにしばしば飲み込まれ、夜型人
間のすべてのたぐいのエネルギーをかき集め、この時間に眠りにつくこ
とをとても困難にします。
このタイプの不眠には、ピッタを減らして冷却させるハーブを用い、
神経系をサポートしてその機能を高める必要があります。
このピッタタイプの不眠を治療するための臨床的効果のあるたったひと
つのハーブは、ブラーミです。
ブラーミ (Centella asiatica)は、脳と神経系への冷却特性がある、
神経系の元気回復薬のひとつです。
ブラーミには、神経系を再建させる効果があることがわかっており、
それにより、よりより眠りや記憶、そして軽度認識障害をサポートし
ます。
この、強壮効果があり、ストレスへの適応力を高める効能をもつハー
ブ、ブラーミは、夜は不眠のために、朝は精神的明晰さとエネルギー
のためにとることができます。
～ヴァータタイプの不眠：眠り続けることが難しい～
このタイプの不眠は、寝つきはよいのに夜中の2時から朝6時の間のど
こかで目が覚めてしまい、再び眠りにもどれなくなるタイプです。
このため、真夜中に目が冴えながら横たえています。
アーユルヴェーダによれば、夜のこの時間帯はヴァータ時間にあたり、
このタイプの不眠は、過度のヴァータ質が原因となって起こります。
自然のリズムでは、神経系は夜の２時ごろに活性化しはじめます。
もしあなたに、この時間、あなた自身を鎮静させるために必要なエネ
ルギーがない場合、眠りに戻るために必要なエネルギーがないので、
目が覚めます。
ここで鍵となるのが、深く元気回復させることです。
ヴァータタイプの不眠のために最も適した元気回復ハーブは、アシュ
ワガンダです。
アシュワガンダはブラーミのように、強さとスタミナを与える強壮剤
の一つで、この世で最もパワフルな適応促進薬だと呼ばれ、一般的に
「馬10頭分の強さを与える」といわれています。
同時に神経系が必要とする、夜の質のいい眠りのために必要なエネ
ルギーを与え、身体機能のたくさんのバランスを回復させます。
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■よく眠るための一般的なガイドライン
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＊子猫のように深く眠るには、夜9時くらいに退屈な本を読む。
＊9時45分に電気を消す。
＊9時に熱い風呂に入り、その後、体をオイルマッサージする。
全身することが難しい場合は、足だけでもOK。
⇒おすすめマッサージオイル：ティルタイラ
＊温かいミルク１カップに、ギーひとつまみ、カルダモン、
ショウガ、デイツ、くだいたアーモンドとココナッツを入れ
る。これを沸騰させた後、ハチミツを入れてのむ。
＊10時から2時の間に、ブラーミやアシュワガンダをとる。
（両方組み合わせてもよし）
＊＊＊
…日々、質のよい眠りを確保し、、
美容も健康も最強状態をキープしましょう。
（No No 夜更かし！）
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