イランイラン。
今回は、このエキゾで濃厚な甘い花の香りについてのお話をしたい
と思うのですが。
実はここしばらく、「香りの癒し」にわりとどっぷり浸かりながら
生活していることもあり(風水の専門家によれば、いい匂いというのは脳
にもとてもよく、魔除けにもなるとのこと)、
妙にしっくりくる or ピンとくるような匂いに出会ったときはいつも、
とりあえず手に入れてみて、その香りとともに数日過ごしてみたりする
のですが、
知らず知らずのうちに妙に手放せなくなり、、
いつのまにか虜になってしまっていた、このイランイランの香り。
まるでブルーチーズとかドリアンのように、なんともクセがあり、好き嫌い
が大きく分かれるカテゴリに入る匂いゆえ、
初めてかいだ時は、あまりにも濃厚甘々でフェミニンなすぎて、
「うわー、、 これはちょっと単体で使うのはかなり無理かも」
という印象だったのですが。
ブレンドすると妙にしっくりする匂いになり、いつのまにやら思わずヤミツキに。。
(特にベチバーとの組み合わせがお気に入りです)
さて、このイランイラン、実際はどんな薬効があるのでしょうか。
***
★歴史的に使われてきたイランイラン
イランイランは、古代から西洋と東洋の両方で、「花々の中の花」として
親しまれてきたハーブで、「東洋の冠」「香水の木」などと呼ばれるとき
もあります。
フィリピンでは、主に切り傷や虫刺され、ヘビに噛まれた時などに使われ、
インドネシアでは、イランイランの花びらは、その濃厚で魅了する香りと
媚薬効果から、結婚するカップルの上に降り注がれてきたのだそうです。
また、イランイランはポマードの原料としても有名。
男の人がポマードつけると、妙に色気が出る?感じがするのは、、
このイランイランの効果だったのですね。
ちなみに漢方では、イランイランはエネルギー的に、陰陽原理の「陰」が
強いオイルとみなされています。
★イランイラン精油の薬効
*イランイランは、ヴァータやピッタのアンバランスがある人にとても
いい精油です。優しく、気分を高揚させ、落ち着きをもたらし、静める特性が、
ヴァータの不安定さやピッタの熱すぎる感情を緩和します。
*肌細胞を刺激し、皮脂生産のバランスをとるイランイランは、敏感肌、
オイリー肌、乾燥肌など、どんな肌タイプにもよく、肌の再生を促進し、
保湿して滋養する効果があります。特に唇のひび割れ、シミ、シワ、乾燥肌、
肌の老化サインなどに最適です。
*ボリボリという名で知られる古代の部族は、イランイランの花をココナッツ
オイルと混ぜてヘアコンディショナーとして使っていたそうです。
イランイランの精油2、3滴をココナッツオイルやアーモンドオイルに混ぜて
頭をマッサージすると、頭皮を滋養し、育毛促進効果、抜け毛予防、髪に自然
な艶を与え、髪をボリューミーにするといわれています。
*たくさんの有名ブランドの香水の原料として使われている、イランイラン。
ベチバー、ジャスミン、パチュリのようなエキゾな精油と組み合わせると、
媚薬として、ロマンチックなブレンドになります。また、性的な抑圧が強い人
にも効果的。
*ホルモンのバランスを整えるので、月経前症候群、更年期障害、不眠、気分
のムラ、重たい月経、月経痛に◎。
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・・個人的には、
「ワタシって、最近オンナらしさ、足りてないかも」と密かに自覚のある人に
特におススメの香りです。
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イランイランの香りが堪能できる、
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