さて今回は。
酢の中でも、何かと健康効果が注目されているアップルサイダー
ビネガーのお話をしたいと思いますが。
ところで、酢の歴史はなんと、バビロニア紀元前5000年にまで遡り、、
治癒的な目的で使われてきた長い歴史があるとのこと。
ヒポクラテス(古代ギリシアの医者)や、クレオパトラもファン
だったといわれれるアップルサイダービネガーは、
リンゴの糖分をゆっくりと自然発酵させて作られる
ナチュラルビネガーのひとつ。
若さを保つための食べ物ともいわれ、フリーラジカルによる体への
ダメージを無効にしたり、骨粗しょう症を予防する食品としても注目
されています。
リンゴ酢の魅力は、なんといっても自然のミネラルがとても豊富に含
まれているところ。
アップルサイダービネガーに含まれるカリウムは、体に水が溜まるの
を防ぎ、体の毒素やゴミ、過剰な塩分を早く体外に排出する効果があり
ます。
それ以外にも、次のような効果があることが報告されています。
1.胃酸の生産を高める
2.健康的なコレステロール
3.健康的にやせれる
4.血糖を健康的に調整する
5.食べ物への渇望が減る
6.パワフルな抗酸化物質
7.爪のカビ、耳の感染性、いぼの消毒にグッド
8.栄養分の吸収同化を高める
9.カンジダを抑制する
10.血圧をサポートする
★摂り方:
・食事をとる15~30分前に、小さじ1から大さじ1のビネガーをグラス
1杯の水で飲む。これを1、2ヶ月続ける。
★注意点:
妊娠中、または授乳中の女性にはおすすめできません。
また、アップルサイダービネガーは血糖値を下げることがあるので、
糖尿の人は注意が必要。(かかりつけの医者に相談しましょう)
***
ところでこのアップルサイダービネガー、
手っ取り早く市販のもの(オーガニックのもので低温殺菌されていない
オーガニック&生のものがベスト)を買って使うのももちろんいいのですが、
リンゴの皮と芯、そして砂糖だけで、自宅でも簡単に、本格的なおいしい
アップルサイダービネガーが作れてしまいます。
本格的に作ろうと思ったら、約7ヶ月ぐらいかけて作るヴァージョンもある
ようですが、ここでは、シンプルで早めに出来上がり、失敗しにくいヴァー
ジョンをご紹介します。
■■リンゴの芯と皮で作る、
ホームメイド・アップルサイダービネガー■■
★材料:
オーガニックのリンゴの芯、皮 →1カップ分
生のサトウキビ(なければ普通の砂糖などでもOK) →大さじ2
水
★作り方:
1.ガラス製の容器をひとつ用意し、熱湯につけて殺菌しておきます。
2.容器に、リンゴの芯と皮、サトウキビまたは砂糖を入れます。
次に、リンゴが完全に水に浸った状態になるまで水を加え、かき混ぜて
おきます。
3.コットン製の布とゴムでフタをし、室温の暗い場所で、一週間発酵
させます。
4.数日ごとに中身をかき混ぜます。(あくやカビのようなものが出来
上がっていたら、その都度すくって取り除いておきます)
5.発酵しはじめてくると、泡が出てきます。
6.きれいな濾し器で濾した後、きれいな別の容器に移します。
7.再びきれいなコットン製の布とゴムでフタをします。
そしてさらに6週間、暗い場所に置きます。
8.液が酢のような匂いと味に変わった時点で、ボトルに移し変え、
フタをして出来上がり。
→常温保存で数週間持ちます。(冷蔵保存がおすすめ)