自分でせっせとオイルを体にぬり、
丁寧にマッサージする。
そんな習慣が自然に身についたのは、インド暮らし時代
からなのですが。
そもそもは、「美肌をキープし続けたい」とか、
そういった美容系の動機ではなく、
「インドの医者は怖いから、できるだけ医者にいかなくても
済むように、オイルマッサージで体を日々ケアせねば」的な、
ややネガティブな必要性からでした。
実際、インドの医者はややこしいのが多く、、
患者からお金を巻き上げるのを趣味にしているようなヤブが
あちこちにいて、
長年通っていたハーブ薬局で、診察も受けれるところ(曜日
ごとに医者が変わる)があったので、
体調を崩したときに、一度診察を受けてみようと
ある程度親しくなったその薬局の従業員に、何曜日の医者が
まともそうかを聞いてみると、
「いやー、金目当ての医者しかいないから止めといた方がいいよ」
との愛ある忠告。(笑)
うーん、やっぱりそうだよね。
止めといた方がいーよね。ということで、
知人からの紹介以外の医者には、一切かからなかったのですが。
そんな環境に長い間身を置いていたせいか、
いつのまにか「自分の体のケアをひとまかせにはできない。」という
いい意味での思いが定着した私。
そんなこともあり、
美容目的もかねつつ、定期的に全身にオイルをたっぷりと塗り、
体をケアするようにしているのですが。
実際、オイルで体をマッサージすると、思ってるよりも
さまざまなメリットがあることが判明。。
今回は、そのあたりについて見てみたいと思います。
☆☆☆
■オイルマッサージは神経系を静める■
なんと、皮膚1平方センチごとに、、
少なくとも1000の感覚神経があり、
腕をオイルでマッサージするだけで、100万以上もの感覚神経を落ち着か
せていることになるのだそうです。
肌は日々、空気汚染や天候、ストレス、旅行、服の素材などの悪い外部
環境にさらされ続けていて、二千万もの感覚神経がその影響を受けています。
肌にオイルを塗ることで、こういった環境から刺激をうけて疲れている
感覚神経をとてもなだめることができるのです。
■美肌づくりにオイルは必須! 肌の免疫を高める微生物■
私たちの肌の上には、各平方センチごとに平均10億以上の微生物たちが
日々、それぞれ忙しく仕事をしています。
この微生物たちは、脂肪酸(油)を食べて生きています。
肌の自然な脂質・皮脂は、肌の乾燥を防ぐ働きをしていて、
皮膚が乾燥した場所というのは、微生物がすくない場所でもあるので、
皮脂バリアが薄く、感染性になりやすくなってしまう部分でもあります。
肌の上に住んでいる微生物たちは、オイルが大好物。
なんてったって、食べ物ですからね。
こういったわけで、肌に定期的にオイルをぬることは、肌を守ってくれ
る微生物を餌付けするだけでなく、実際に皮脂が厚くなれば、自然の抗
菌層ができあがり、肌に有害な微生物が中に入らないようなバリアとし
て働きます。
■オキシトシンが高まる■
オキシトシンは、別名「愛情ホルモン」と呼ばれるもの。
肌の上によい微生物が増えると、体にあるこのオキシトシンのレベルが
あがることが証明されています。
このオキシトシンのレベルが上がるとどうなるかというと、、
なんと。私たちの普段の行動や、社会的な態度、他のホルモン、免疫
へも影響を与え、
ちなみに脳で作られるオキシトシンは、人とのコミュニケーションを
活発化させたり、信頼を築く上で重要な働きをするとされています。
肌のマッサージとは一見、なんの関係もないようにみえますが。
実際、肌の微生物が増えると社会生活がスムーズになる効果があると
は、、 驚きですね。
☆☆☆
肌が乾燥し、微生物が弱まれば、
私たちの免疫、生命力、活力もまたしかり。。
ケミをさけ、肌をナチュラルな方法で守ることは、
単なる美容以上のメリットあり!
特に今は、肌が乾燥しやすい時期でもあるので、
肌微生物をしっかりオイルで餌付けしましょう。
☆おすすめマッサージオイル
ニームとリコライスのボディマッサージオイル
ブラーミオイル
トゥルシ入りインドのゴマ油
レモングラス入りヴァージンココナッツオイル