コーヒー。
私もほとんど毎日、1杯ぐらいは、カプチーノみたいなものを飲むのですが。
ブラックコーヒーは、てんでダメになりました。。
体が、「強すぎっ!ダメダメ!」と、拒絶反応を起こすようになってから久しく、
少しぐらいなら、、と、うっかりブラックコーヒーを飲もうものなら、
すぐに体がゲソっっとなってしまうほどです。
・・いつのころからか、かなり過敏になってしまった体。。
インドにいた頃、田舎暮らしをしていたときに、
飲み水のレベルじゃない生水を、知らずにガブガブ飲んでいたことが
原因で下痢がなかなか治らなくなった時期があり、
その時期にだいぶ胃腸をいためてしまったのが、
きてるのかもしれません。
ま、それはさておき。
一日のはじまりを、とりあえずは熱いコーヒー1杯ではじめる人は、
少なくないんじゃないかと思いますが、
コーヒーはカフェインゆえに、体とマインドを刺激し、
アーユルヴェーダによれば、コーヒーの持つ刺激性、苦味、渋みが、
体へ「軽くなるよう」シグナルを出すので、
コーヒーを飲むことで目が覚め、よりエネルギーが高まり、
便通が促進され、寝ぼけた頭をクリアにしてくれるという
ラブリーな感覚を得られるわけです。
朝の6時から10時までは、「カファ」の時間帯といわれ、
体質にかかわらず、
頭が自然に、不明瞭でボーーーっとし、無気力さが現れる時間帯。
こんな時に、体を熱して刺激し、カファ的な怠け気分やら無気力感
を刺激してくれるのがこのコーヒーというわけで、
ついついアディクトしてしがちなものなのですが。
今回は、アーユルヴェーダ的なコーヒーを飲む時の注意点とポイント
についてご紹介したいと思います。
■コーヒーを飲む時のポイント■
まず、ひとつめのアドバイスとしていわれていることは、
「朝起きがけすぐの、胃が空の状態のときに飲まないこと」。
空腹時にコーヒーを胃に流し込むと、身体組織が酸性化しやすくなるためです。
まず朝起きたら、、
*カップ一杯の熱湯に、レモン1個分の汁(マナオ1個。大きな黄色いレモン
なら1/4個分の果汁)、はちみつ小さじ1を加えたものを、朝食をとる最低20分
前に飲んでおく。
このホットハチミツレモンは、コーヒーに頼らなくても、
消化力と排泄が刺激され、体の組織が自然な形で、朝ごはんを受け入れるモード
に入ります。
*朝ごはんは、タンパク質、果物、全粒穀物を含んだ、地に足を着かせるもの
をとり、食後に、コーヒーを飲む。
飲むコーヒーは、シナモンやカルダモン、ナツメグなどのスパイスが加えられた
ホットミルクを加えて飲むと◎。
マインドと消化力がさらに促進されます。
⇒とにかく、コーヒーをとる前に、胃に何かを入れた状態にすること!
■コーヒーを飲まない方がいい人とは?■
アーユルヴェーダによれば、次に該当する人は、コーヒーを飲まない方がいいか、
飲んでもごく少量に抑える必要があります。
☆☆ ピッタ(火の質)がアンバランス状態の人。
例)胃酸過多による消化不良がある、胸焼けする、胃酸が逆流する、
湿疹や発疹ができやすい、すぐにイライラしたり、攻撃的になったり、
批判したり、怒りやすい傾向のある人。
☆☆ ヴァータ過剰状態の人。
例)脱水症状、化学薬品使用以外の理由で髪の質が乾燥している、
慢性的な乾燥肌、便秘、不眠がつづいている、すぐに物忘れする、
落ち着きがない、すぐに頭がどっかへとぶ(スペースアウト)する人。
⇒ これは、コーヒーが質的に、ピッタやヴァータを悪化させやすく、
症状をさらに悪化させてしまう恐れがあるため。
該当する人は、できれば緑茶や紅茶に切り替えるか、
スパイス入りミルクをたっぷりと加えて飲むのがベターです。
